y’s presents『貴ちゃんナイト vol.13〜I’m only 60 years old〜』

5月29日(土)Billboard Live Tokyoにて、ラジオパーソナリティ中村貴子によるイベント《y’s presents「貴ちゃんナイト vol.13〜I’m only 60 years old〜」》が開催された。
「貴ちゃんナイト」は、中村貴子が“大好きなミュージシャン”を迎え、“いちオーディエンスとして見たい!”組み合わせにこだわってきたイベント。「〜I’m only 60 years old〜」と銘打たれたvol.13は、中村貴子の還暦記念回でもある。
前回の「貴ちゃんナイト vol.12」はパンデミック発生直前の昨年2月。以降、ミュージシャン側もオーディエンス側も”有観客公演”を実施するにあたり、様々な規制・対策を講じてきたわけだが、音楽4団体の発表によれば、感染者報告ゼロのエビデンスを今も積み上げている最中。音楽を愛する1人として、こんなにも誇らしいことはないし、今回の「貴ちゃんナイト」も御多分に洩れず、ミュージシャンとオーディエンスの最大限の協力で大円団を迎えられたのだ。
そしてこのイベントを通して、中村貴子が伝える「音楽を好きで良かったね」は、まさにこういった未曾有の事態だからこそ、分かち合える気持ちなんだと再確認できたはず。
そんな2Stageの美味しいところを編集した特別編として、「特別ダイジェスト編(1st Stage + 2nd Stage)」が6/25(金)より配信される。
会場でLIVEを体感した人も、残念ながらチケットをゲット出来なかった人も「音楽を好きで良かったね」を再確認して欲しい。

Floor SE
ALBUM:「Caught In The Act」
ARTIST:Commodores


-1st Stage-
中田裕二 / 田島貴男

1stステージは「貴ちゃんナイト」初回公演から”出演して欲しいリスト”に名を連ねていたという、中田裕二が登場。艶やかな歌声と甘美なギターで紡ぐ楽曲たちには、喧騒とした日常に優しく染み込んでいくような効力を感じられた。
「愛の摂理」から「誘惑」まで、僅かな時間ながらも彼の歩んできた軌跡から抽出された楽曲に、改めてその豊富さに感銘させられる。
Billboard Live Tokyoという場所がそうさせたのか、珠玉の時間は”聴き入る”ことに長けていて、あっという間の全6曲を終えた。
続いて呼び込まれた田島貴男は、リゾネーター・ギターを手に「フリーライド」からスタート。ブルージーなカッティングとストンプボックスとフットタンバリンを両足で踏みながら刻むリズムで、一気に会場を高揚させる。
跳ねたギター・カッティングと軽快なリズムで届けられた「朝日のあたる道」では、オーディエンスが”心のコーラス”という最大の歓声で、見事にこのイベントを熱で覆っていった。
「フィエスタ」を最高潮で終えた後、中田裕二をステージへ呼び込み往年の名曲「接吻」を披露。こうして2人が邂逅する奇跡もまた「貴ちゃんナイト」ならではの醍醐味。その出会いを祝福するように、会場からはわれんばかりの拍手が送られたのだった。


■中田裕二
M1. 愛の摂理
M2. 海猫
M3. Deeper
M4. 風のシルエット
M5. UNDO
M6. 誘惑
■田島貴男(Original Love)
M7. フリーライド
M8. 築地オーライ
M9. 朝日のあたる道
M10. ミッドナイトシャッフル
M11. フィエスタ
M12. 接吻(田島貴男・中田裕二)

Floor SE
ALBUM:「Caught In The Act」
ARTIST:Commodores


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