怒髪天のドハツの日公演、今年も無事終了!新曲「100万1回ヤロウ」も初披露!

ラストはサンバ調の「セバ・ナ・セバーナ」。赤いハッピ姿の増子はサブステージのバルコニーで破顔する。ただただ楽しい。しかし曲の中に〈ちゃんと生きてろ 約束だぜ〉なんて力強いメッセージがあるのが怒髪天だ。生きてなきゃ笑えない。最後の最後は「聴かせてくれ!」と増子が主導し、あくまでガイドラインに則った会話レベルの、小さいけれど確かな〈ラーラーラー〉の歌声が響くシーンもあった。「ほんとありがとう、待った甲斐があった」「一緒に歌いたい曲、まだいっぱいある」と涙ぐんで笑う増子の姿に、50代の頼もしい希望が溢れていた。

Text by 石井恵梨子
カメラマン:西槇太一

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