笑って踊れるピアノトリオ“H ZETTRIO”(エイチ ゼットリオ)が2024年に入って初めてのホールライブを板橋区立文化会館 大ホールで開催した。
例年であれば年明け早々にライブ活動のスタートダッシュを魅せる彼らだが、今年は意外ともいえるスローなスタートとなった。意外といえば、今回のライブのオープニングも意外なものだった。1923年に作曲された日本の唱歌「早春賦」のカバーで、ドラマチックに春の訪れを象徴する優雅な演出で幕を開けたのだ。
その後は配信で人気の「宵宵雪花」や「HAVE A NICE DAY!」などが演奏され、代表曲「Something Special」や「ルンルン」、さらに昨年の連続配信世界記録を打ち立てた「Dynamics」などが続けざまに演奏され、会場は終始盛り上がりを見せた。本編の終わりは「Wonderful Flight」で、ほぼノンストップ全16曲のパフォーマンスに観客は熱狂した。
鳴り止まないアンコールで再び登場したH ZETTRIO。 いつも通りのアットホームなMCの時間となり、6月12日(水)に新アルバム「Dynamics」とMV集がリリースされることが発表された。そして、毎年5月5日の恒例になった、こどもの日に開催される家族向けライブや、4年ぶりのスタンディングライブについての情報が観客と共有された。
さらに、そのMC内でH ZETTRIOがNHKの朝の番組「あさイチ」に再出演することも発表された。（放送は4月5日(金)。）「MCが苦手なので頑張る」というH ZETT NIREの言葉に会場から笑いとともに喜びの声があがった。
年明けからの活動は多少遅めだったH ZETTRIOだが、年末に向けてさらに多くのライブを行うことを約束しており、今年も例年以上の飛躍が期待される。
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