松任谷由実、SURF & SNOW in Naeba Vol.46 スタート! 今年のテーマはオリエンタル! 苗場史上初の扇子パフォーマンスでバブルにひとっ飛び

オープニングを飾ったのは「Misty Chaina Town」(24th AL「TEARS AND REASONS(ティアーズ・アンド・リーズンズ)」/1992年11月27日発売)。きらびやかなゴールドのチャイニーズドレスを纏って登場したユーミン、異国情緒と物語性が交錯する世界観を会場全体に提示した。
続く「満月のフォーチュン」(22th AL「天国のドア」/1990年11月23日発売)では東洋的な扇子を時には力強く時には優雅にリズムに合わせ自由に操るパフォーマンスで観客の視線を集めた。その一挙手一投足に観客は息をのんだ。
続くCHINESE SOUP」(3rd AL「COBALT HOUR(コバルト・アワー)」/1975年6月20日発売)では軽やかなリズムと遊び心が顔を覗かせ会場を沸かせた。中盤、「残暑」(22th AL「天国のドア」/1990年11月23日発売)、「たぶんあなたはむかいにえに来ない」(荒井由実2nd AL「MISSLIM(ミスリム)」/1974年10月5日発売)ではオリエンタルなモチーフの傘を巧みに、そして妖艶に操り、楽曲の世界観をより深めた。

クライマックスでは、今年のSURF&SNOWの裏テーマをこの一曲に込めたという、長きにわたり多くの人の心に寄り添い続けてきた名曲「春よ、来い」(26th AL「THE DANCING SUN」/1994年11月25日発売)をパフォーマンス。

「実は私のコンサートには、いつも言葉にはできない“裏テーマ”があるんです。今回も例外ではありません。セットリストから感じ取ってもらえたら嬉しいですね」と語った。

さらにライブ終盤のMCでは、次のように語った。
「いつだったか、私が苗場は50回はやると言ったらしいんですが、それがなぜか50回で終わると勘違いされてしまったみたいで……。改めてはっきり言います。50回は通過点。私がステージに立てる限り、このスキー場がある限り、そしてみなさんが来てくれる限り、必ず続けます」

来年は47年目となりSURF&SNOW in Naebaの50周年も目前となったことを踏まえ、改めて本公演に向けての意気込みを語った。
自身のキャリアにおいても2027年にデビュー55周年を迎える松任谷由実。
その55周年もまた通過点に過ぎず、ユーミン物語は今後も続いていくことを鮮明に焼き付けた言葉となった。

アンコール含め全24曲の新旧に及ぶ楽曲とオリエンタルな世界観が見事に融合した圧巻と呼ぶにふさわしい一体感とともに、46年という歴史の重みと、なお更新され続ける“現在進行形のユーミン”を強く印象づける一夜となった。

きらびやかなゴールドが印象的な今回の衣装のポイントはオリエンタルチャイナディスコ。
元々の3単語、「オリエンタル」「チャイナ」「ディスコ」をどうミックスさせてスタイリングしたらファッションとしても面白くなるかなといった発想からイメージが構築された。
コスチュームデザインは、ファッションブランド<FACETASM>デザインチームの一員である山田菜月氏が担当。
衣装制作は山田いずみ氏(ピカイア)が手がけました。
本編で登場した傘のグラフィックは、東京発のコレクティブCMDで活動し、現在は文化服装学院で服作りを学ぶ中尾リュウ氏が担当した。

写真:後藤倫人

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