The StrokesのJulian Casablancas、昔の曲を演奏するのはうんざりしていると語る

Julian Casablancas

ザ・ストロークスのフロントマンであるジュリアン・カサブランカスは新たなインタヴューで昔の曲を演奏する心境について語っている。

ジュリアン・カサブランカスは『ザ・タイムズ』紙のインタヴューで昔の曲を演奏するのは「うんざりしている」と語り、何度も同じ曲を繰り返し演奏していると「感動しなくなってくる」としている。

彼は次のように語っている。「若い頃は音楽を演奏するのって自分の興奮のためだったわけだけどさ。でも、生活のために演奏するようになると一つの側面として曲を演奏し過ぎるとうんざりしてしまうという予想だにしなかった悲しさがあるんだ」

「しばらくライヴをやっていなかったからね」とジュリアン・カサブランカスは今年ライヴ復帰を果たした時のことについて語っている。「だから、まだ楽しかったんだ。でも、30公演も40公演もやると、音楽に感動しなくなってくるんだ。嘘っぽくなるんだ。ヴォイズと演奏するのはだからだよね。“Last Nite”を演奏することを気にしなくていいからね」

彼は次のように続けている。「曲を聴いてても近いところがあって、すぐに飽きてしまうんだよね。ベートーヴェンの“Moonlight Sonata”だって、聴き過ぎると飽きてしまうんだよ」

インタヴューでジュリアン・カサブランカスはザ・ストロークスの初期の成功について語り、サード・アルバムの頃には「問題」が出始めたと語っている。

「自分にとって最初の2枚のアルバムは一つのクリエイティヴな取り組みだったんだ」とジュリアン・カサブランカスは語っている。「でも、サード・アルバムの頃には他の問題が出てきたんだ」

彼は次のように続けている。「自分はハーモニーの進化に興味があったんだ。現代のクラシック音楽が好きでね。自分の思いはそこにあったんだけど、ツアーとか飲んだりとか内紛とか、そうしたくだらないロックのクリシェに巻き込まれることになったんだ」

「エッジーとキャッチーの間のちょうどいいところを突くのが自分にとっては何をする時でもゴールだけど、いつもみんなが求めているのは『イズ・ディス・イット』でね。生物学的レベルで観客の反応の囚人になっているんだ。もう気にしたくないけど、みんなが嫌いな曲をやるよりは、みんなが好きな曲をやったほうがいいからね」

「観客がどんな反応をするかなんて分からないから、うまくいくことを願っているけれど、自分の品位を汚すことはしたくないからね」

ザ・ストロークスは現地時間10月31日に9年ぶり4度目となる『サタデー・ナイト・ライヴ』への出演を果たしている。

ザ・ストロークスは最新作『ニュー・アブノーマル』より“The Adults Are Talking”、“Bad Decisions”を披露している。最新作『ニュー・アブノーマル』は今年4月にリリースされている。

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