震災から10年―。SUGIZO、TOSHI-LOW みんな電力オフィスで語る、再生エネルギーの可能性

SUGIZO

2月28日(日)みんな電力主催『LIVE from the Office Vol.2』の収録が行われ、SUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN)とTOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)がライブを行った。
『LIVE from the Office』は“顔の見える電力“を掲げ、再生可能エネルギー比率が国内トップクラスのみんな電力(以下、みんでん)オフィスから行われるライブ。本年1月に実現した初回には佐藤タイジとASA-CHANGが出演し、みんな電力・おしかけ課長いとうせいこうが大石英司(みんな電力代表)とトークを展開している。

オフィスの入口正面には、約600個のコンセントが敷き詰められた壁。光るネオン管の「みんな電力」の文字に迎えられ、中へ進むと、まず目に入るのは巨大な電球のオブジェや中古電車座席のアップサイクルソファ。さらにはオフィスなのに畳の和室に、全国各地にある発電所ゆかりの酒などが揃ったスナックと、遊び心いっぱいの空間が広がっていた。ライブは和室で、蓄電池を使用し、バックにソーラーパネルが設置され、SUGIZOとTOSHI-LOWの演奏が始まった。
 
今から10年前の2011年3月11日に起こった東日本大震災当時、被災地でボランティアリーダーとして活動したSUGIZOと、復興支援を目的とした非営利団体「幡ヶ谷再生大学復興再生部」を立ち上げたTOSHI-LOW。彼らはかねてより親交があり、過去にはLUNA SEA主催のフェス「LUNATIC. Fest」へBRAHMANが出演しSUGIZOが飛び入りしたり、TOSHI-LOWの声掛けで宮城県石巻市のライブハウス・石巻BLUE RESISTANCEでX JAPANやSUGIZO自身がライブを行うなど、異ジャンル邦楽ロックのクロスオーバーを実現してきた。
「震災以降、社会にコミットする人とそこから避ける人の二極化が進んでいる。僕らは奇跡の中で生きてるから率先して挑戦しないと」(SUGIZO)、「俺らと目線の近い人が増えれば良くなるかなって」(TOSHI-LOW)。
音楽シーンのみならず “個”として日本の社会に存在感を放つ2人が、行動することの意義を語る。

自身で水素燃料電池自動車を所有するなど、日ごろから環境への配慮を意識しているSUGIZOは 、「誰が電気をつくってここに届けてるか分かるって良いし、環境負荷をかけない電力でライブをやるって素晴らしい」と、日本で唯一、電気の生産者を選べるサービスを提供するみんでんについてコメント。
「喉元過ぎれば熱さを忘れるじゃないけど、今の日本は負の遺産が多い。未来に自分の世代を誇れるように、今がシフトするチャンス」(SUGIZO)、「選べる電力の方が、故郷を奪う電力より夢がある。こうやって横が繋がって伝えていくことが大事”」(TOSHI-LOW)と、再生可能エネルギーの可能性について話した。
 
当日の様子は、みんな電力YouTubeチャンネルにて3部構成で配信され、現在第一弾が配信中。

Text by Megumi Hamura

<セットリスト>
鼎の問
満月の夕
With Love

■みんな電力コメント
 コロナ禍、約1年もの月日が経とうとしています。夜の街や飲食店をはじめ、社会が揺れている中、カルチャーも危機に瀕しています。
 仲間と涙したあのフェス、心に刺さったあの舞台、つらい時頭に浮かぶあの歌詞。
 新型のウイルスは、人間が破壊を続けた環境から出てきました。欧米では、これを機にただの復興ではない、環境の維持と持続にも寄与する「グリーンリカバリー」が叫ばれています。そこで私たちは、人の心を耕し、社会を生き抜く原動力となる「カルチャーリカバリー」を実現したいと考えます。
 みんでんは発電時にCO2を出さず、環境負荷をかけない再生可能エネルギーを広める会社です。みんでんは自社のオフィスをアーティストに開放し、コロナ禍以降の社会に向けたカルチャーという名の田畑を潤します。エネルギーを使うあらゆる人々の生活と営み、そして心を復興させたいのです。
 これまでアーティストたちの発表の場であったライブハウスやコンサート会場、そしてそこで働く人々のことも応援します。
 そして、この取り組みは、必ずしも私たちだけがやるべきものではない。これまで一度でもカルチャーに心を満たしてもらったことのある人、組織、企業に、どんどん広がっていって欲しいと願っています。


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制作:ワイズコネクション、LIVE LOVERS

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