Billy Corgan&Melissa Auf der Maur、Courtney Loveの功績を語る

Hole

メリッサ・オフ・ダ・マーとスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンはコートニー・ラヴがカート・コバーンのソングライティングに与えた影響について語っている。

メリッサ・オフ・ダ・マーはビリー・コーガンによるポッドキャスト『マグニフィセント・アザーズ』に出演して対談を行っており、コートニー・ラヴが周りのアーティストに与えた影響、カート・コバーンがホールの曲を書いていたという誤解について語っている。

二人はニルヴァーナが1991年に発表した『ネヴァーマインド』のおかげで、他の90年代のオルタナティヴ・バンド同様、ホールも大きな成功を収めることになったことについて触れ、1994年発表の『リヴ・スルー・ディス』の作曲はカート・コバーンが手掛けていたという非難についても言及している。

「1991年の時点でもロック評論家以外でコートニー・ラヴのことを知っている人はほとんどいなかった。けれど、コートニー・ラヴは自分の向かうヴィジョンを持っていたんだ」とビリー・コーガンは語り、1994年にホールがアルバムをリリースした時、「カート・コバーンの成功の影響が誰の目にも明らかになった」と述べている。

『リヴ・スルー・ディス』のインストゥルメントはカート・コバーンが多くを手掛けたという噂に触れて、ビリー・コーガンは次のように続けている。「人々はカートの影響を過剰に強調しすぎてしまったんだ。まるでカート・コバーンがそこに座って、コートニー・ラヴに指示しているかのようにね。あの当時は誰もがカート・コバーンの影響を受けていた。影響を受けないわけにはいかなかったんだ」

「ニルヴァーナは世界で最もビッグなバンドで、ピクシーズやソニック・ユースといった他のバンドに扉を開くことになった。みんな、カート・コバーンの勇気とものすごい才能のおかげで世界のステージに立つようになったんだ」

メリッサ・オフ・ダ・マーもこの意見に同意している。「『リヴ・スルー・ディス』でのコートニー・ラヴとエリック・アーランドソンはソングライターとして過小評価されていた。みんな、『カート・コバーンが曲を書いているんだ』と言っていた。今も私が言っているのは“Doll Parts”と“Miss World”を聴いてほしいということで、たった一つのリフと三つのコードが繰り返されているだけなのよ」

「重要なのはコートニー・ラヴによる歌詞の持つ力で、ずっと言ってきたのは、コートニー・ラヴがカート・コバーンに影響を与えていたということね」としてメリッサ・オフ・ダ・マーはコートニー・ラヴと出会って、カート・コバーンの作詞スタイルが変わったことを指摘している。「(コートニー・ラヴが過小評価されることに)本当に腹が立った。誓ってもいいけど、『リヴ・スルー・ディス』を書いたのはコートニー・ラヴとエリック・アーランドソンだった」

ビリー・コーガンは「カート・コバーンの影響は誰にとっても否定できないものだった」としながら、90年代半ばにコートニー・ラヴ本人に『リヴ・スルー・ディス』のどの部分がカート・コバーンによって書かれたのかを直接尋ねたところ、コートニー・ラヴは「このアルバムで彼が影響を与えたのはコーラス一つだけだ」と答えていたと明かしている。

メリッサ・オフ・ダ・マーは作詞家としてのコートニー・ラヴの才能について彼女と仕事をすることで「知的」になったと述べており、ビリー・コーガンもコートニー・ラヴからもらったアドバイスでスマッシング・パンプキンズの歌詞が変わったと語っている。

「コートニー・ラヴが電話をしてきて、『私が電話で喋ったり、お茶したりする人物としてなんで歌詞を書かないの? なぜヒッピー的な幻想に隠れているの? なんで現実で話していることとは対照的にセンチメンタルなことを書いているの?』と言われたんだ」

「彼女が私に親指を立ててくれたんだよ。だから、『サイアミーズ・ドリーム』は大きな転換点になった。『やってみよう』と思ったんだ。彼女は素晴らしい作詞家だよ」

ビリー・コーガンとメリッサ・オフ・ダ・マーは1994年4月にカート・コバーンが自殺した後、コートニー・ラヴが受けた激しい批判と反発についても触れている。コートニー・ラヴはニルヴァーナを「解散させた」として、死の責任も問われることになった。

「誰かのせいにせずにはいられないようなところがあった」とビリー・コーガンが語ると、メリッサ・オフ・ダ・マーは次のように応じている。「まさにそんな感じだった。家父長制の地獄のような世界に生きていた。コートニー・ラヴはまるで火あぶりにされたようなものだった」

二人は1994年のロラパルーザでコートニー・ラヴがスマッシング・パンプキンズと共演したことも振り返っており、ビリー・コーガンは当時作り上げられていた言説に立ち向かうためにも彼女に参加してもらいたかったと語っている。

「ロラパルーザに出てもらった背景はカート・コバーンの悲劇的な死をまだ悼んでいるという言説が作り上げられているのを感じたんだ。オノ・ヨーコのような未亡人にしようとしていたんだと思う」

ビリー・コーガンは次のように続けている。「ザ・ビートルズが解散した後にオノ・ヨーコについて語られていた、あの感じだよね。だから、不思議な思いからバンドにはコートニー・ラヴがツアーに参加して、ロラパルーザでは1〜2曲歌うことになると伝えたんだ」

「彼女を悲しみの霧の中に閉じ込めるのではなく、再び世間に出すことは価値のあることだと思った」とビリー・コーガンは語っており、メリッサ・オフ・ダ・マーは「妻と娘を残して亡くなった英雄的なアイコンに見捨てられ、置き去りにされた女性に力を与えることになった」と振り返っている。

先日、コートニー・ラヴはメリッサ・オフ・ダ・マーと共にツアーを行うことを示唆している。

クラシック・ラインナップのホールは2002年から活動休止しており、2009年から2012年にかけては様々なメンバーで再結成が行われている。それ以降、コートニー・ラヴはホールの再結成の可能性を示唆しながら、否定もしてきた。

コートニー・ラヴはインスグラムに謎の動画を投稿しており、動画はバックにホールの“Malibu”が流れる中でメリッサ・オフ・ダ・マーが様々な衣装でダンスを披露するものとなっている。

コートニー・ラヴはキャプションで「ツアーのことについてみんなに伝えようかな?」と述べており、メリッサ・オフ・ダ・マーは「永遠の愛と共に始まる」とコメントしている。

メリッサ・オフ・ダ・マーは回想録『イーヴン・ザ・グッド・ガールズ・ウィル・クライ』を3月17日に刊行している。本書は「一部は大人になっていく自叙伝であり、一部は旅行記であり、一部はサイケデリックなスクラップブックである」と評されており、キャリアを彩る貴重な写真も掲載される。

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