漫画雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」32号(7月9日発売・小学館)で、小沢健二が20年ぶり雑誌表紙に登場した。
今号は「スピリッツ文化特集 “この夏、フェスへ!”」と銘打ち、これからのシーズン本番を迎える音楽フェスを特集。今やワールドカップ、ハロウィンと同じように、“音楽フェス” はもはや、音楽ファンだけのものじゃない! …ということで、フェス参戦常連の読者のみならず、興味はあるけれどまだ行ったことのないという方も楽しめる、フェスデビューを応援する記事も多数企画。
表紙を飾るのは、雑誌表紙に登場するのは実に20年ぶりという小沢健二。先日行われたツアー中に撮影された貴重なライブ写真は、巻頭のピンナップとしても完全掲載されます(撮影:奥山由之)。その裏面に掲載される、書き下ろしの特別寄稿「フェスへ、めんどくささを愛でに。」は必読の名文だ。
巻頭のグラビアには、NHK朝ドラ「半分、青い。」にも出演中の美少女・古畑星夏が登場。「フェスデート♥グラビア」と称して、実際に5月に新木場で行われた「METROCK」にて撮影を敢行。臨場感たっぷりのカットが満載だ。
アーティストインタビューには、フェスの常連であるエレファントカシマシ 宮本浩次、自身主催のフェスで有終の美を飾るチャットモンチー、フェス出身の若手バンド ヤバイTシャツ屋さんにインタビュー。それぞれの視点からフェスならではの楽しさ、魅力について語っている。
「妄想俺フェス 夢のタイムテーブル発表 !!」では、「もしあなたが自由にフェスのステージをプロデュースできるなら、誰をブッキングするか?」をテーマに、4人の漫画家が一人1ステージ、7組のアーティストを(勝手に)指名。浦沢直樹、ジョージ朝倉、ねむようこ、むつき潤という、世代も好きな音楽ジャンルもバラバラな4人が繰り広げる妄想ライブレポートは必見だ。そのほかに、秀良子によるフェスグルメ紹介エッセイや、ムラタコウジによる「はじめてのフェス」体験エッセイなどなど、あらゆる角度からフェスの楽しみ方を紹介。
「スピリッツ」32号は、読むだけでフェス会場に行った気分になれること請け合いだ。