M.I.A.、ウィリアム王子から大英帝国勲章が授与される

M.I.A.

M.I.A.は現地時間1月14日にバッキンガム宮殿でウィリアム王子からMBE(メンバー)の勲章を授与されている。

スリランカ系イギリス人である本名をマタンギ・“マヤ”・アラルプラガサムというM.I.A.は昨年6月、「音楽への貢献」が称えられて、エリザベス女王の誕生日の叙勲名簿でMBEの勲章が授与されている。

M.I.A.はこの日、母親のカラ・プラガサンと共に式典に出席しており、母親はイングランドで勲章のメダルを手作りしてきた2人の女性の1人となっている。

「このメダルを授与されたことは多くの点で重要な意味を持っています」とM.I.A.はインスタグラムで述べている。

「1980年代にイングランドに亡命した労働者階級の難民だった私の母親は、従姉妹と共に宮殿のためにメダルを手縫いしてきた、わずか2人の女性のうちの1人なのです」

M.I.A.の母親と従姉妹は1986年からメダルを手作りする仕事に就いており、30年にわたってメダルを手作りしていた。

「私は今日、私たちにより良い生活をさせるために最低賃金で働いてきた母親に敬意を表してこれを受け取ります」

彼女は続けて「移民二世として(音楽業界への)自分の貢献が認められたことを嬉しく思います」と述べている。

M.I.A.は次のように続けている。「真実を話す自由を得て、それを音楽を通じてやってきたことで、私はそのような特権を持っていない人々のために声を上げることができました。私はこれからも、他の人々によって沈黙させられたり、迫害されてしまっている人たちのための闘いを続けていきます」

M.I.A.はその後、メダルを近距離から撮影した写真もインスタグラムで公開している。「母がこれを作ったの!」と彼女はキャプションで述べている。「このリボンはもう付けられていないものなのよ。私は母が作ったMBEのメダルをもらったの」

メンバーの勲章の授与はM.I.A.が先日、ウェストミンスター治安判事裁判所の前でウィキリークスのジュリアン・アサンジの釈放を求める活動に参加したことに続くものとなっている。M.I.A.はこの日、裁判所の前に集まった人々に対して自身がエリザベス女王と謁見した際に何を話してほしいかと問いかけており、抗議活動の参加者からは「ジュリアン・アサンジを釈放して!」という声が上がっている。

昨年11月、M.I.A.はジュリアン・アサンジの米国への引き渡しに抗議するイベントでもパフォーマンスを行っている。

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