エイサップ・ロッキーは昨夏にスウェーデンで逮捕されてその後拘留されていた一件について、政府として介入してくれたドナルド・トランプ大統領に直接感謝を伝えていたことを明かしている。
エイサップ・ロッキーは2019年7月に暴行事件を起こしてスウェーデンで逮捕されており、ドナルド・トランプはその際に介入を試みている。エイサップ・ロッキーはその後、有罪判決を受けて執行猶予となったものの、既に然るべき期間服役したとして釈放されている。
エイサップ・ロッキーは8月に釈放された一方で、ドナルド・トランプ大統領と政府は当時、政府として釈放に介入したことをエイサップ・ロッキー本人や彼のマネージャー、チームから公に感謝されていないことに「憤り」を感じていると述べていた。
今回、エイサップ・ロッキーはニューヨークのラジオ局「パワー105.1」の番組「ザ・ブレックファスト・クラブ」に出演して、実際にはホワイトハウスに対して介入してくれたことへの感謝を伝えていたと説明している。
「(ドナルド・トランプと)話して、感謝を伝えたんだ」とエイサップ・ロッキーは語っている。「俺を支援してくれた彼の行動にはとても感謝していたからね。政治的な面については一切同意できないけど、言った通り、あの時に俺を支援してくれたすべての人たちに感謝しているんだ。100%正直に言うとね」
「政治的なことは関係なくね。このことは心に留めておくし、敬意を感じているよ。とてもありがたかったからね。それだけさ」
一方、エイサップ・ロッキーは先日、2014年にミズーリ州ファーガソンで黒人が白人警察官に射殺された事件や、「ブラック・ライヴス・マター」の抗議活動について2015年に物議を醸すような発言をしたことを振り返っている。
「俺の言い分としては、俺はかつてインタヴューで『自分が支援したことがないものについてラップするのは不適切だと思う』みたいなことを言っていたわけでさ」とエイサップ・ロッキーはDJのカーウィン・フロストによるYouTubeの番組に出演して語っている。「ファーガソンについては、J・コールが実際に現地へ行って、支援したことがニュースになっていたからね。彼であればそれについてラップする資格があると感じていたよ」
「そういうわけで、2015年に自分の発言について誰かに訊かれた時には、『個人的に、(ニューヨークの)ソーホーのような場所にいる自分が話してはいけないことだと思うんだ』っていうことを答えていたんだ。それが妥当だと思っていたからね。心からのものじゃないし、気取っていたに過ぎないんだ」