リンキン・パークのマイク・シノダは『ハイブリッド・セオリー』の20周年を記念して公開した楽曲“She Couldn’t”について振り返っている。
インスタグラムへの投稿でマイク・シノダはチェスター・ベニントンをシンガーに迎えて行った最初のレコーディングの一つだと述べている。
「“She Couldn’t”はチェスターがバンドに加入して最初に作ったデモの一つなんだ」とマイク・シノダは先週初めて公式にリリースされた“She Couldn’t”について述べている。この曲は2009年にオンラインにリークされていた。
「自分にとっては2つのことがこの曲にはあるんだ。1. 打ち込みのビートと(ヘヴィなギターよりも)シンセのサウンドとヴォーカルのループにフォーカスしたことは、『ハイブリッド・セオリー』以降となるその後のバンドの未来を予見していた。『最初のサウンド』を探す中でその後の進化の土台を作ることとなったんだ」
「2. やさしく歌う『you’re not alone』というリフレインは、僕らは『shut up』というスクリームのある曲でデビューしたけれども、多くのファンが気づくことになる共感や結びつきがリンキン・パークのDNAには本当に最初からあったことを思い出させてくれるんだ」
マイク・シノダは次のように続けている。「『ハイブリッド・セオリー』の20周年盤へのみんなの喜びに感謝するよ。ここまでの年月、みんなといられたことを有り難く思うんだ」
リンキン・パークはデビュー・アルバム『ハイブリッド・セオリー』の20周年盤を10月9日にリリースすることが決定している。
再発盤は複数の形態でリリースされるとのことで、モンスター・ボックスには5枚のCD、3枚のLP、3枚のDVDが収録される。
モンスター・ボックスには80ページのブックレット、ストリート・チーム用の2曲が入ったカセットテープ、リトグラフ、ツアー・パスのレプリカ、チェスター・ベニントンのポスターも同梱される。
「『ハイブリッド・セオリー』がリリースされてから20年が経つことを考えるとものすごいことだよね」とバンドは述べている。「僕らが20年前に始めた壮大な旅を可能にしてくれたファンに感謝している。僕らの音楽をみんなに捧げるよ。もう一度『ハイブリッド・セオリー』をみんなに捧げるんだ」
先月、リンキン・パークはドナルド・トランプ大統領に“In The End”を使用されたことを受けて使用禁止命令を出している。
ドナルド・トランプ大統領は“In The End”が使われたホワイトハウスのソーシャル・メディア担当のダン・スカヴィノがツイートした映像をシェアしていた。
投稿後数時間でこの映像は削除されており、「このメディアは著作権者の申し立てによって使用できなくなりました」と表示されている。