レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのギタリストであるトム・モレロは「白人の特権だ」と批判してきたツイッター・ユーザーに一言で応じている。
トム・モレロは物議を醸す保守的な政治観を保つテッド・ニュージェントの友人関係を擁護したことを受けて批判してきた「TheRealNubian2」に「白人じゃない」と応じている。
I’m not white. https://t.co/BG9nv0AChW
— Tom Morello (@tmorello) March 4, 2021
先日、トム・モレロは『ハワード・スターン・ショウ』に出演して政治観の違うテッド・ニュージェントとの友人関係について語っていた。
「彼の60歳の誕生日の時に連絡をくれた人がいたんだ。『(コメントの)ビデオを作っていて、ギタリストに声をかけているんだ』と言っててね」
「当時、テッド・ニュージェントは右翼的なパロディーとして世間では知られていて、“Stranglehold”を弾いていた人とは見られていなかったんだ」
彼は次のように続けている。「でも、考えてみたんだ。『テッドの誕生日に作るビデオはどんな意味を持つだろう』ってね。それで考えてみると、二つのことが浮かんで、一つはトム・モレロとテッド・ニュージェントが共有しているものになるということでね。それで、共有しているものの長いリストを書き出してみたんだ。言論の自由の支持者であること、ロックンロールへの愛、ロックンロールを生み出した黒人へのリスペクトとかをね」
「二つ目に浮かんだのはテッド・ニュージェントは思春期のトム・モレロにセックスについて教えてくれたということだった。“Cat Scratch Fever”とかを聴いてきたわけだけど、“Cat Scratch Fever”や“Wang Dang Sweet Poontang”の歌詞は自分にとっては見知らぬ言葉で、完全に知らないことだった。よく遊び場でその意味を訊いてたよ。とにかく、その後、テッドは僕に電話をくれてね。確かに違いはあるけど、彼のことを友人だと思っているんだ」
トム・モレロは1964年に白人の母親のメアリー・モレロとケニアの外交官だった父親のンジェス・ニョロへの間に生まれている。
一方、テッド・ニュージェントはドナルド・トランプ元大統領の熱烈な支持者として議論を呼んでおり、「彼は神の使いだ」と述べている。
先日、トム・モレロはネットフリックスのコメディ映画『メタル・ローズ』のエグゼクティヴ・プロデューサーを務めることが決定している。
映画『メタル・ローズ』は『ゲーム・オブ・スローンズ』の製作総指揮を務めたD・B・ワイスとデヴィッド・ベニオフがネットフリックスと提携した初の長編作品となっている。