アメリカン・ユートピア公開記念、コンサート映画の金字塔『STOP MAKING SENSE』上映決定

84年、若者たちは個性に目覚め始め、映画業界も娯楽映画からインディペンデント映画へ注目が集まり出す空気の中で、日本における“ミニシアター映画の夜明け”を明確に告げたのがこの『STOP MAKING SENSE』だ。
吉祥寺バウスシアターでのロードショーが発火点となってから、レイトショー上映にも関わらず、渋谷では渋谷公園通りには長い行列ができるほどだったという。劇場では曲の切れ目には拍手が起こり、我慢できなくなった観客が上映中にも踊り出すほど。
実際にコンサート会場にいるような気分にしてくれたのだ。アートスクール出身のメンバーたちが織りなす最小限の小物と照明を駆使し表現される都市生活者の孤独や狂気―――音楽と映画がクロスオーバーし、そしてトーキング・ヘッズのフロントマン、デイヴィッド・バーンが「Girfriend Is Better」で着用する“ビッグスーツ”はその後長きに渡り彼の代名詞にもなるほどファッションにも大きな影響を与え、カルチャー感度の高い若者たちは熱狂した。
トーキング・ヘッズの人気を不動のものとしたこのコンサート映画の金字塔ののち、監督の故・ジョナサン・デミは名作『羊たちの沈黙』を手がけることになる。
レイトショー上映で1億円という驚異的な興行で大成功を収め、その後に繋がるミニシアター映画の隆盛とカルチャーの発信基地としての渋谷のイメージを決定的にした。
また、2000 年にはリバイバル上映、2017 年には「爆音映画祭」でも上映が組まれるなど、時代を超えて愛される作品が、2021 年再び渋谷に降臨する!

『STOP MAKING SENSE』から『アメリカン・ユートピア』へーー

トーキング・ヘッズの代表曲「サイコキラー」から始まる『STOP MAKING SENSE』。
白いスニーカーの足元にはラジカセ。デイヴィッド・バーンだけがステージに登場するオープニングから、1 曲ごとにメンバーが増えていき、サウンドが分厚くなっていく。シンプルなステージ、振り付け、ダン ス・・・そこには 37 年の時を経て辿り着いた『アメリカン・ユートピア』との共通点が散りばめられている。
演奏される「This Must Be The Place」や 「Once In A Lifetime」「Burning Down The House」など、同じ曲でありながらも、混迷と分断に悩める現代において、全く違う意味を持って響いてくる。
ぜひ『アメリカン・ユートピア』を見る前の予習・復習にもどうぞ!

『STOP MAKING SENSE』(1984 年/88 分/アメリカ)

監督:ジョナサン・デミ
製作:ゲイリー・ゴーツマン 製作総指揮:ゲイリー・カーファースト 脚本:ジョナサン・デミ、トーキング・ヘッズ 撮影:ジョーダン・クローネンウェス 音編集:ジム・ヘンドリクソン、ナンシー・フォガティ 音楽・出演:トーキング・ヘッズ

エネルギーに溢れ、躍動感に満ちた最盛期のトーキング・ヘッズ。NY のパンクのムーヴメントから 始まり、ブライアン・イーノを経てバーニー・ウォーレル(ファンカデリック=パーラメント)へと至る音 響とリズムの進化の中で、かつてない新たな音楽が出現した。 世界を席巻したそんな彼らの音楽を、後に『羊たちの沈黙』を撮ることになるジョナサン・デミが捉 えた画期的なコンサート・フィルム。デミの天才的で美しい映像表現とバンドの爆発力で心躍る刺 激的な音楽に溢れた本作は、「ロック映画の最高傑作!(ローリング・ストーン誌)」とまで評価さ れ、日本でも大ヒット、これまで何度かリバイバル上映されてきた。

1983 年 12 月に LA で行われた3回のライヴを撮影し、トーキング・ヘッズの数々の名曲を収録。 バンドメンバーはデヴィッド・バーン、ティナ・ウェイマウス、クリス・フランツ、ジェリー・ハリソンの 他、バーニー・ウォーレル、アレックス・ウィアー、スティーヴ・スケールズ、リン・マブリィ、エドナ・ホルトが参加。

©1984 TALKING HEADS FILMS. ALL RIGHTS RESERVED
提供:キングレコード 配給:boid

『STOP MAKING SENSE』上映概要

上映期間:4月30日(金)~5月6日(木)の1週間
※上映スケジュールは劇場HPにて発表。
上映劇場:渋谷シネクイント
上映料金:1,200 円均一
シネクイント HP:https://www.cinequinto.com/

アメリカン・ユートピア

監督:スパイク・リー 製作:デイヴィッド・バーン、スパイク・リー
出演ミュージシャン:デイヴィッド・バーン、ジャクリーン・アセヴェド、グスタヴォ・ディ・ダルヴァ、ダニエル・フリードマン、クリス・ジャルモ、ティム・ケイパー、テンダイ・クンバ、カ ール・マンスフィールド、マウロ・レフォスコ、ステファン・サンフアン、アンジー・スワン、ボビー・ウーテン・3世
2020 年/アメリカ/英語/カラー/ビスタ/5.1ch/107 分/原題:DAVID BYRNE`S AMERICAN UTOPIA/字幕監修:ピーター・バラカン
公式サイト:americanutopia-jpn.com
©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
ユニバーサル映画 配給:パルコ 宣伝:ミラクルヴォイス
5 月 7 日(金)TOHO シネマズ シャンテ・シネクイント他全国ロードショー!

関連NEWS

  1. エレベーション 絶滅ライン

    『エレベーション 絶滅ライン』公開決定

  2. Noel Gallagher

    Ewan McGregor、Noel Gallagherからライトセーバーの手ほどきを受けたことを振り返る

  3. ギャング・オブ・アメリカ

    全米最大の犯罪組織《シンジケート》を率いアメリカの暗黒街を支配した男の人生を描くクライム・サスペンス・アクション大作 『ギャング・オブ・アメリカ』が2022年2月4日(金)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー

  4. 前代未聞の極悪企画が発動 《24時間モーターヘッド》 シネマート新宿にて開催決定

  5. 映画「ゾッキ」

    映画「ゾッキ」サントラにChara×HIMI、ドミコ、ドレスコーズ、Salyu、AAAMYYY、小山田圭吾ら参加

  6. ヘル・レイザー

    『ヘル・レイザー<4K>』予告編&追加場面写真解禁・前売り鑑賞券特典決定

  7. ソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』邦題&公開日決定

  8. アミューズメント・パーク

    『アミューズメント・パーク』ロメロ財団公認 河村康輔デザインTシャツ発表

  9. サン・セバスチャンへ、ようこそ

    ウディ・アレン最新作『サン・セバスチャンへ、ようこそ』本予告&ビジュアル解禁

  10. Bob Dylan

    Bob Dylan、マーティン・スコセッシによるドキュメンタリーの配信日が決定

  11. Netflixシリーズ『THE DAYS』役所広司のコメント&場面写真5点一挙解禁

  12. オフィサー・アンド・スパイ

    『オフィサー・アンド・スパイ』 本編映像が初解禁

  13. 『クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男』タランティーノ監督引退後の計画をキャストが暴露?!本編映像解禁&入場者プレゼント第2弾決定

  14. プリンス ビューティフル・ストレンジ

    『プリンス ビューティフル・ストレンジ』本日誕生日!“孤高の天才”プリンスが残した名言集

  15. FEAST -狂宴-

    フィリピン映画界の鬼才ブリランテ・メンドーサ監督最新作『Apag』が 邦題『FEAST-狂宴-』公開決定