フー・ファイターズのデイヴ・グロールはレッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムの伝記『ビースト:ジョン・ボーナム・アンド・ザ・ライズ・オブ・レッド・ツェッペリン(原題)』に序文を寄せている。
デイヴ・グロールは9月7日に刊行されるジャーナリストのC.M.クシンズによる『ビースト:ジョン・ボーナム・アンド・ザ・ライズ・オブ・レッド・ツェッペリン』に貢献している。
これ以上の詳細や抜粋は明らかにされていないものの、これまでもデイヴ・グロールはジョン・ボーナムへの憧れを口にしてきている。
デイヴ・グロールは米『ローリング・ストーン』誌にかつて次のように語っている。「ジョン・ボーナムは次に何が起こるのか分からない人かのようにドラムを叩くんだ。崖っぷちに立っているかのような感じでね。あそこまでギリギリの人は以降いないよ。今後もできる人はいないと思うね。今後も史上最高のドラマーであり続けると思うんだ」
「彼が自分にどれだけの影響を与えてくれたか分からないくらいだよ。何年もベッドルームで、ジョン・ボーナムのドラムを聴いて、そのスウィング、ビートの裏にある躍動感、スピードとパワーを真似しようとしたんだ。アルバムでやっていることを暗記するだけでなく、彼と同じ本能的な方向性を持つようにしたんだ」
『ビースト:ジョン・ボーナム・アンド・ザ・ライズ・オブ・レッド・ツェッペリン』は5歳で独学でドラムを始め、史上最も成功を収めたロック・バンドの一つになるまでの物語を追ったものとなっている。彼は1980年に享年32歳で亡くなっている。
これまでジョン・ボーナムは死後も最も影響を与えた重要なドラマーの1人と評されており、よく第1位に選ばれている。『モダン・ドラマー』誌の編集長であるアダム・ブードフスキーはかつて次のように述べている。「エルヴィス・プレスリーがロックンロールのキングだとしたら、ロック・ドラムのキングは間違いなくジョン・ボーナムだろう」
先日、レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジはストリーミング・サービスに公正な支払いを求める声に加わっている。