メタリカは新型コロナウイルスのパンデミックによる隔離期間に10曲以上を書いたことをジェイムズ・ヘットフィールドが明かしている。
新たなインタヴューでジェイムズ・ヘットフィールドは隔離期間もそれぞれ違った場所からZoomでつないで、新曲を書くという生産的な形になったと語っている。
ジェイムズ・ヘットフィールドは自身の趣味であるハンティングにちなんでポッドキャスト『フィアース・ライフ』に出演している。
彼は次のように語っている。「新型コロナウイルスのおかげで、家でじっとしてて、ちょっとイライラしたりもしたんだけど、同時にクリエイティヴで、一緒にやりたくなって、毎週Zoomでみんなと繋いでやったんだ」
「それで、ある時言ったんだ。『書いてみるから、演奏して送るよ。やりたいことを何でもやってもらって、重ねてどうなるか見てみよう』ってね。“Blackened 2020”とかも、そういうやり方だよね。聴いたことのないものを演奏してみて、それに演奏していくっていうね」
「Zoomで曲を書いて実験し始めたんだ。ラーズと自分が一緒にやってみたり、カークとラーズがやってみたりね。ちょっとした時間で、いろいろ書いてみたんだよ。音のずれがあって難しいんだけど、だから実際には一緒に演奏するのじゃなくて、クリックのトラックに演奏して、そのお互いの演奏を見ているんだよ」
ジェイムズ・ヘットフィールドは次のように続けている。「プロデューサーがいて、俺が演奏している時、俺のコンピューターを操作しているのはそのプロデューサーなんだ。彼はロサンゼルスからコロラド州にいる自分のコンピューターを操作しているんだよ」
「ラーズもアシスタントがいて、ロサンゼルスから彼のコンピューターを操作しているんだ。彼はサンフランシスコにいるのにね。そうやって一緒にやっているんだよ。すごくおかしな感じだけどさ。そうやって書き始めたんだ。分からないけど、そうやって10曲以上できたんだ。そして、それをまとめたんだ。Zoomだけで、それだけのことができたんだ」
今年1月、ラーズ・ウルリッヒはバンドの新作について「遅々として進まない」と語り、しばらくはアルバムが日の目を見ないことを示唆していた。
ラーズ・ウルリッヒは昨年11月に「すごく真剣にソングライティングに取り組んで」いたと語っており、12月にはアルバムがメタリカ史上最高のアルバムとなると語っていた。
また、ジェイムズ・ヘットフィールドは新型コロナウイルスのワクチンについて「不安」も持っていると語っている。