フランス映画界のトップに立ち続けるダニエル・オートゥイユ主演最新作『ベル・エポックでもう一度』が、6月12日よりシネスイッチ銀座ほか公開、本編映像が解禁された。
今回解禁となった本編映像は、夫ヴィクトル(ダニエル・オートゥイユ)と妻マリアンヌ(ファニー・アルダン)による夫婦喧嘩のシーンだ。
仲睦まじく2人で同じベッドに入ったかと思いきや、「おやすみ」の一言とともにすぐにマッサージ機をONするマリアンヌ。振動に耐えかねて「よせ、歯が鳴る」と抗議するヴィクトルに対して、これからはゲストルームで寝ろと妻が言ったことで火蓋が切られた。
「なんでも批判するところが昔は愉快だったけど もう限界」と日頃抑えていた不満をぶつける妻。一度口にした夫への不満は留まるところを知らず、酒を片手にヒートアップする妻。「未亡人になりたい」とドア越しの夫にトイレからも畳みかける妻。「飲むな」と精一杯絞り出した夫に「私は飲み 生き 前進する」と軽やかにフィニッシュブローを決めリングを去る妻―。
リメイク版『トータル・リコール』(12・米)で夫の首を絞める妻ローリー(ケイト・ベッキンセイル)や、夫を冷めた目つきで背負うビジュアルが記憶に新しい『喜劇 愛妻物語』(20・日)のチカ(水川あさみ)など、世界共通でどうやら存在する“鬼嫁”。
見る人によっては痛快爽快、また見る人によっては身につまされる思いを抱くであろうこのシーンだが、なんともコミカルな印象を受けるのは、ダニエル・オートゥイユとファニー・アルダン、フランス映画界トップ俳優の2人が放つ魅力たっぷりなキャラクターがあってこそ。
この後、夫ヴィクトルは妻マリアンヌに家を追い出されることになるのだが、家のドアを閉じた瞬間の夫婦2人の表情を是非スクリーンで見て欲しい…!
ベル・エポックでもう一度
監督・脚本・音楽:ニコラ・ブドス
出演:ダニエル・オートゥイユ、ギョーム・カネ、ドリア・ティリエ、ファニー・アルダン、ピエール・アルディティ、ドゥニ・ポダリデス
2019年|フランス|カラー|シネスコ|DCP|5.1ch|115分|字幕翻訳:横井和子|原題:LA BELLE ÉPOQUE|R15|
配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ
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