竹内まりやが11月3日(水)に「プラスティック・ラブ」の12インチ・シングルを発売する。
「プラスティック・ラブ」は近年の世界的なジャパニーズ・シティポップ~フューチャーファンク・シーンでの再評価により、海外を中心に爆発的に評価・人気が高まっている楽曲であり、Friday Night Plansをはじめ、CHAI、tofubeats、eillなど様々なアーティストがカヴァーしていることでも知られる名曲である。
竹内まりやのオリジナルの12インチ・シングルは1985年に発売されたが、現在は廃盤となっており、高騰する中古市場において、かなりの高額で取引されている入手困難なレア・アイテムで、再商品化の要望が非常に高かった作品。
気になる今回の仕様であるが、A面はオリジナル・シングルと同じ「プラスティック・ラブ(Extended Club Mix)」、B面は、オリジナル・シングル収録の「プラスティック・ラブ(New re-mix)」ではなく、「VARIETY」収録の「オリジナル・バージョン」に変更となっている。
そして、同日に竹内まりやのオリジナル・アルバムである「VARIETY」、「REQUEST」のアナログ再発売も決定した。
「VARIETY」は、1984年に発売された、通算6枚目のオリジナル・アルバム。
初の全曲竹内まりや作詞・作曲、山下達郎プロデュースによる、ムーン・レーベル移籍第一弾アルバムで、オリコン週間ランキングにて1位を獲得。「もう一度」、「本気でオンリーユー (Let’s Get Married)」、「マージービートで唄わせて」、「プラスティック・ラブ」などの代表曲を収録した、大ヒットアルバム。
発売から30周年を迎えた2014年、最新リマスターにてアニヴァーサリー・エディションが発売され、同年にアナログ盤も発売されていた。
「REQUEST」は1987年に発売された、通算7枚目のオリジナル・アルバム。「恋の嵐」「時空の旅人」「夢の続き」といったオリジナルのシングル楽曲に加え、「元気を出して」(薬師丸ひろ子)、「駅」(中森明菜)、「けんかをやめて」(河合奈保子)、「色・ホワイトブレンド」(中山美穂)など、他アーティストへの提供曲でありJ-POPクラシックスとして名高いナンバーを収録、オリコン週間ランキング1位、後にミリオン・セラーを記録した、唯一無二の傑作アルバム。
こちらも発売から30周年を迎えた2017年に最新リマスターにてアニヴァーサリー・エディションが発売され、同年にアナログ盤も発売されていた。
これらの30周年記念盤のマスターをもとに2021年最新ヴァイナル・カッティングが行われ、「2021 Vinyl Edition」が完成した。
30周年記念盤は2枚組での発売だったが、今回はオリジナル仕様に戻し1枚組となり、リスニングに最適な仕様に生まれ変わった。
これら3枚のアナログ盤は、11月3日(水)から開催されるアナログ・レコードの1大イベント「レコードの日」に向けた発売となり、これらの商品がイベントの目玉商品であることから、竹内まりやがイベントのアンバサダーを務めることも分かった。
近年高まるレコードへの回帰熱、デジタルとは一味違う温かみのあるサウンドを楽しんで欲しい。