元メガデスのベーシストであるデイヴィッド・エレフソンはバンドを脱退してから初となるインタヴューで「完全に満足しているし、幸せだ」と語っている。
新バンドであるザ・ルシッドの他の3人のメンバーと共に『アフターショックTV』に出演したデイヴィッド・エレフソンはメガデスを脱退したことでクリエイティヴ面で新たな自由を獲得したかと尋ねられている。
デイヴィッド・エレフソンは1983年からのメガデスの結成メンバーで、2002年の最初の解散までバンドに在籍していた。彼は2010年にバンドに復帰して、今年の脱退まで活動していた。
『ブラバーマウス』によれば、デイヴィッド・エレフソンはメガデスが「今後もずっと自分にとっての栄光であり続ける」としたものの、2002年の最初の解散以降「人生の探求」が始まったと述べている。
「2000年代はもう一度やり直して、ずっとあった音楽に再び恋に落ちるための時間だったんだ」とデイヴィッド・エレフソンは語っている。
「ずっと活動していたんだよ。その年月も音楽を作ったりやったりしていたんだ。しかも、必要に迫られたものじゃなかった。正直、お金のために音楽を作らなきゃいけないということはなかったんだ。楽しみとしてやっていたんだよ。それがよかったよね」
「ただ創造性のもとに曲を作るのは楽しかったよね。他のことが動機にになっていたわけじゃないからね。まさに今こうなったことは喜んでいるんだ。正直、今こうしていることには完全に満足しているし、幸せだよ。全部順調だよ」
今年5月、メガデスは「プライベートの個人的な会話ややりとり」を記録したスクリーンショットや動画が流出したことを受けてデイヴィッド・エレフソンが脱退することを発表している。
「この決断は簡単なものではありませんでした」とバンドは声明で述べている。「起きたことのあらゆる詳細を知っているわけではありませんが、既に緊迫した関係にあり、現時点で明らかになっていることで一緒にやることを進められなくするのには十分でした」
デイヴィッド・エレフソンはバンドを脱退したが、自身がグルーミングをやっていることを匂わせた「非常にプライベートな映像」をアップした人物に法的措置を取っている。
「先日、非常にプライベートな映像を違法にインターネットに上げられ、虚偽の告発が私になされました。ビデオでの行動は2人の成人間によるもので、私の知らないところで撮影されました」
「動画を投稿した人物に対してリベンジ・ポルノに関する犯罪の申し立てを行うにあたってスコッツデール市警の捜査に協力しています。私の弁護士もその人物に対する名誉毀損訴訟を準備しています。この人物は法によって最大限起訴されることになるでしょう」
元メガデスのベーシストであるデイヴィッド・エレフソンはフィアー・ファクトリーやスポンジのメンバーと共に新バンドのザ・ルシッドを結成している。ザ・ルシッドはセルフタイトルのデビュー・アルバムを10月15日にリリースしている。