John Lydon、トークショーを会場側が脅迫を理由に中止する事態に

John Lydon

ジョン・ライドンは10月25日にグラスゴーで自著『アイ・クドゥ・ビー・ロング、アイ・クドゥ・ビー・ライト』に伴うトークショーを行う予定だったが、会場側によれば、ツアー・マネージャーによる「脅迫と危害」のために中止されたという。

「残念ながら、ジョン・ライドンのツアー・マネージャーによって様々なうちのスタッフに脅迫と危害が加えられたため、今夜の公演は行われません」とパヴィリオン・シアターは述べている。

「このような行為はだいぶ過去のことです」と声明は続けられている。「身体的なものにしても言語的なものにしてもあらゆる虐待を許さないポリシーを掲げています。そうした行為は過去2週間にわたって行われてきました」

「影響を受けた人々にはお詫びしますが、企業として一般の方々にしてもツアー・スタッフにしても我々のスタッフに対するそういうアティテュードは受け入れられません。チケットの払い戻しを行うため、みなさんからの直接の御連絡をボックス・オフィスでは受け付けています」

このトークショーは昨年11月に行われる予定だったが、新型コロナウイルスのために延期されていた。イベント・ページによれば、トークショーは「唯一無二の並外れたキャリアと共に人生観について語り、観客からの質問に答える」ものだという。

ジョン・ライドンや彼のチームはコメントしていないものの、トークショーは中止になることを告知している。『NME』は担当者にコメントを求めている。

先日、ジョン・ライドンはセックス・ピストルズのバンドメンバーとの法廷闘争で敗れたことで悪化してしまったという経済的困窮について語っている。

ジョン・ライドンはダニー・ボイルが手掛ける伝記映像作品『ピストル』でのセックス・ピストルズの音楽使用を拒否したことでギタリストのスティーヴ・ジョーンズとドラマーのポール・クックから訴えられていた。

また、ジョン・ライドンはセックス・ピストルズのキャリアについて「そんなに栄光があったのかは分からないね。その大半は地獄だったよ」と語っている。

「大逆罪で国会でも自分のことが話し合われたんだからね。『ああ、あれか』と笑う人もいたけど、大逆罪は死刑もあるからね。言葉もないだろ。“Anarchy in the UK”のような感傷的なポップ・ソングで死ぬ可能性があったんだ」

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