ゴリラズはセルフ・タイトルのデビュー・アルバムにB面曲やライヴ音源を追加収録した20周年記念盤が公開されている。
アナログ盤で8枚組のスーパー・デラックス・ボックスセットはオリジナル・アルバムに加えて、これまでアナログ盤でリリースされていなかったB面曲をまとめた「Gサイド」、ダブ&レゲエ・リミックスによる「ライカ・カム・ホーム」、2001年にロンドンのケンティッシュ・タウン・フォーラムで行われたライヴの音源が収録される。
ボックスセットには27ページのブックレットが同梱され、「火事で失ったとされていたリークされた書類、ファックス、初期にジェイミー・ヒューレットが描いた絵」などが掲載される。
限定となる最初のボックスセットは12月10日にリリースされる。その後、2022年秋に拡大リリースされるという。アルバム『ゴリラズ』は2001年3月26日にリリースされている。
ボックスセットについてゴリラズのドラマーであるラッセル・ホブスは次のように語っている。「ホイッスルは吹かれた。真実が日の目を見る。思い出を辿る旅として始まったものは闇の中心へと大きく横道にそれることになった。過去は異国と言われますが、分かったのはそれは別次元だったということです」
12月にはゴリラズが2020年にロンドンのコング・スタジオを拠点として行った配信ライヴ「ソング・マシーン・ライヴ」が劇場上映されることも決定している。ライヴにはリー・ジョン、ジョージア、ピーター・フック、カノ、スロウダイヴ、スレイヴス、ロバート・スミス、マット・ベリーがゲスト出演している。
12月8日に1日限りで劇場上映される予定で、劇場限定の舞台裏映像も上映される。デーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットによるコメントや未公開インタヴュー映像も盛り込まれている。
今年8月、ゴリラズはロンドンのノッティング・ヒル・カーニバルに捧げたEP『ミーンワイル』をサプライズでリリースしており、AJトレイシーらが参加している。
また、デーモン・アルバーンはセカンド・ソロ・アルバム『ザ・ニアラー・ザ・ファウンテン、モア・ピュア・ザ・ストリーム・フロウズ』が11月12日にリリースされることが決定している。