ベネディクト・カンバーバッチはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドと友人関係になったことを踏まえた上でレディオヘッドの伝記映画に出演する可能性について語っている。
ベネディクト・カンバーバッチの新作『パワー・オブ・ザ・ドッグ』はジョニー・グリーンウッドが音楽を担当している。同作でベネディクト・カンバーバッチはジェシー・プレモンス演じる兄弟のジョージと共にモンタナ州で農場を経営するフィル・バーバンクを演じている。
『NME』にベネディクト・カンバーバッチは2015年にバービカン・センターで上演した『ハムレット』を観に来たジョニー・グリーンウッドとトム・ヨークと初対面した時のことを振り返っている。
「ナイジェル・ゴッドリッチとエドガー・ライトが『ハムレット』を観に来たんだ」とベネディクト・カンバーバッチは語っている。「終わった後に楽屋に来てくれて、長い間、素敵な会話ができたんだ」
「僕はナイジェルに言ったんだ。『レディオヘッドの大ファンだけど、シェイクスピアを観に来たいメンバーはいないよね』ってね。そしたら、ある日、ジョニー・グリーンウッドとトム・ヨークが観に来てくれて、終わった後に楽屋で話をしたんだ」
「緊張したよ。あまりいい上演ではなかったから、恥ずかしくて地面を見ていた。彼らも同じような感じだったんだけど、トムは『シャーロック』の大ファンなんだと言ってくれてね。靴紐を見ながら姿勢を変えるという感じで、妙な感じだったね」
『ボヘミアン・ラプソディ』や『ロケットマン』の系譜に当たる音楽伝記映画に出演したくはないかと訊かれるとベネディクト・カンバーバッチは次のように答えている。「演じてみたいロックスターはいるよ。でも、実現することはないだろうから、誰かは言わないでおくよ。推測してもらいたいね」
レディオヘッドはどうかと訊かれると、彼は次のように語っている。「彼らはそのキャリアを映画になんかしたくないと想うよ。彼らのことが好きなだけに変な映画になると思うね。今のところはないけど、様子を見てみるしかないね。まあ注目しておこうって感じだね」
ベネディクト・カンバーバッチは『ザ・エレクティカル・ライフ・オブ・ルイス・ウェイン』で主役を演じているほか、マーベル作品『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチヴァース・オブ・マッドネス』にも出演している。
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は12月1日よりネットフリックスで配信される。