Def Tech 2年振りとなるライブ。
Billboard Live Tokyoにて追加公演の最終日を迎えたこの日、客席にはいつも以上に期待感と熱気が漂っていた。
会場が暗くなりSEが流れ、Def Techが登場。サーフィンやストリートという印象が強い彼らが、Billbord Liveのステージに自然にマッチしていることが良い意味で意外だ。ライブがスタートしShenとMicroの歌声が会場に響くと一気に空気が変わり、お客さんはステージに吸い込まれていった。3曲目にウクレレが印象的な ”Like I Do”が演奏されると途端に会場にハワイの風が吹いた。続けて”Catch The Wave”、「This is real first take」というMCから歌われる”My Way”など代表曲が惜しげもなく演奏されDef Techのハーモニーに酔いしれるオーディエンス。子供から大人まで、華やかな空気で満ちていく会場。
今回はDJ HIRAKATSU, MPC 熊井吾郎,ギターにNagachoと磯貝一樹、サウンドエンジニア(ダブミックス)Dub Master Xという編成で行われ、“Consolidation Song”では「Dubwise!」という掛け声と共にダンスホールさながらのサウンドを響かせ「ここはジャマイカか?」という感覚に陥る。
本編最後はいつもライブで大合唱が起こる”おんがく ♬ MUSIC”。「心で一緒に歌ってください」というMCに、オーディエンスは笑顔と拍手で応えていた。
今回のライブでは、オーディエンスが2年ぶりに体感するDef Techのステージに対して、喜びに溢れているのははもちろん、Def Techの2人が「ライブができる」ということを噛み締め、心から楽しんでいる姿が印象的だった。
なお、ライブのアンコールで披露され、NTT東日本のCM曲としても話題となっている”Bolero”のミュージックビデオと対訳リリックビデオが公開となった。
ミュージックビデオは、Billboard Liveで収録されたライブの模様で構成され、シンプルながら2人の楽曲に対する熱い思いが生のパフォーマンスからダイレクトに伝わる作品に仕上がっている。
対訳リリックビデオは、都心や田舎の自然あふれる風景をメインに、まるで旅に出たかのような感覚になる映像で構成されている。英語⇔日本語の対訳が載っており、楽曲を聴くだけでは気付けない意味が見えてくる。
加えて、”Bolero”も収録されたベストアルバム『The Best』が12月22日にリリースとなっている。
Def Tech / The Best
12月22日リリース
限定盤:2CD+DVD: 4,928円 (税込) ※Web限定 https://v-again.stores.jp/items/61722b16a92a78566eb2b6e5
通常盤:2CD: 2,980円 (税込)
ライブ写真:umihayato