エミネムとリアーナは映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に主要な役で出演することが検討されていたことが明らかになっている。
2015年公開の映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は ジョージ・ミラーが監督を務め、トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルトらが出演している。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の裏側を掘り下げたカイル・ブキャナンによる新刊によれば、ジョージ・ミラーとキャスティング・ディレクターのロナ・クレスは多くのタレントをオーディションしたという。
「キャスティングのプロセスは1年近くがかかった」と新刊からの抜粋には書かれている。「世界中のあらゆる俳優と話をした。有名な人の利点についても無名な人の利点についても非常に掘り下げた会話をした」
フュリオサ大隊長が一緒に逃げる5人の妻をキャスティングする時にジョージ・ミラーはリアーナと会うことになったという。
「大抵、俳優はカジュアルな服装で現れるが、リアーナは入ってきた時から壮観だった」とジョージ・ミラーは語っている。
「映画の内容を分かっているのかは分からなかったが、彼女はリアーナの格好をしていて、それは正解だった」
ストーリーボードを手掛けたマーク・セクストンはジョージ・ミラーがエミネムがマックスを演じることに興味があったことを明かしている。
「多くは聞いてないし、ジョージは認めないだろうけど、ジョージはマックスについてエミネムの話をしていたのを強烈に覚えているんだ」と彼は語っている。
ジョージ・ミラーは次のように語っている。「『8マイル』をやっていて興味を持ったんだ。彼には才能があると思ったんだよね。『ハッピー フィート』でブリタニー・マーフィとは仕事をしていて、彼女は『8マイル』も出ていたから、訊いてみたんだ。彼がどんな感じで、興味を持ってくれるかなってね。彼女は何のためらいもなく、素晴らしい才能と言っていたんだ」
マーク・セクストンがマックスにブロンドの髪をコピペしたのを見て、ジョージ・ミラーはエミネムと連絡を取ってみたと語っている。
「その時はオーストラリアで撮影を行う予定だったから、彼は家を離れたくなかったんだよね」とジョージ・ミラーは振り返っている。「彼は地元でやれるならやってみたいという印象を持ったみたいだね」
マーク・セクストンは次のように続けている。「実現しなくてよかったと思うよ。エミネムだって? まったく違う感じになっただろうからね。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の背景にはフェミニストのストーリーがあって、エミネムがやっていたら叩かれていただろうからね」
エミネムはカリフォルニア州イングルウッドのソーファイ・スタジアムで行われるシンシナティ・ベンガルズ対ロサンゼルス・ラムズの試合でハーフタイム・ショーを行うことが決定している。ハーフタイム・ショーにはドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、メアリー・J. ブライジ、ケンドリック・ラマーも出演する。