インターポールはニュー・シングル“Toni”をミュージック・ビデオと共に公開し、ニュー・アルバム『ジ・アザー・サイド・オブ・メイク・ビリーヴ』をリリースすることを発表している。
2018年発表の『マローダー』、2019年発表のEP『ア・ファイン・メス』に続く新作からは最初の楽曲となる“Toni”がリリースされることが予告されていた。
新曲はこれまでポスト・マローンとマシン・ガン・ケリーらと仕事をしてきたヴァン・アルパートが監督した全2編のダンス・フィルムの前半と共に公開されている。後編は直に公開される。
「ヴァン・アルパートと一緒に“Toni”のビデオ制作をするのはすごく楽しかった」とフロンマンのポール・バンクスは述べている。「俺たちは様々な映画から同じようなインスピレーションを受けていたし、ジョナサン・グレイザー、クリス・カニンガム、スパイク・ジョーンズのような最高傑作のミュージック・ビデオに対する情熱でも意気投合した。ヴァンは、これらのレジェンドたちと同レベルに位置する人だと俺は思っている。彼自身の不朽の作品群を作り上げる過程を見ることができて刺激的だった」
“Toni”のミュージック・ビデオはこちらから。
ヴァン・アルパートは次のように続けている。「インターポールにとっては新しいと思えるクレイジーなアイディアを書いたんだ。ハイパーモダンでシネマティックなダンス・フィルムだよ。典型的な続きが気になるいわゆる『刹那なる恋人たち』的作品だよ。これまででも最も好きなバンドとの夢の仕事だよ。ポール・バンクスは俳優としてもアーティストとしてもコラボレーターとしても素晴らしいから、すべてを結びつけてコンセプトを高めてくれたんだ」
『ジ・アザー・サイド・オブ・メイク・ビリーヴ』の制作は2020年のロックダウン中にリモートという状況で始まった。2021年の初めにインターポールはNY中部キャッツキルの家を借り、新曲を練り上げるために再集結し、同年末にロンドン北部で完成させている。今回はベテラン・プロデューサーであるフラッドことマーク・エリス(U2、ニュー・オーダー、デペッシュ・モード、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズ)と初めてタッグを組み、元共同プロデューサーのアラン・モルダーと再びチームを組んでいる。
ポール・バンクスは新作について次のように語っている。「俺とダニエルの間には既に十分なケミストリーがあるから、彼がメールで送ってきたデモに、自分の声がどのように合うのかをイメージすることができた。そして、ラップトップで音を小さくして、色彩豊かなメロディーを見つけ、控えめな感じでメッセージを伝えることができたんだ」