Lou Reed、生誕80周年を記念して65年に録音された未発表デモ音源を収録した作品のリリースが決定

Lou Reed

ルー・リードは未発表音源や名曲の初期バージョンが収録された新たなアルバムがリリースされることが決定している。

『ワード&ミュージック、メイ1965』と題されたアルバムはパートナーだったローリー・アンダーソンの協力の下、生誕80周年を記念して8月26日にリリースされる。

アルバムにはルー・リードによって書かれ、後のヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーとなるジョン・ケイルによってレコーディングされた楽曲が収録される。ルー・リードは「貧しい男の著作権」と記して自分宛てに郵送しており、そこから50年近くにわたって封筒は封がされたままだったという。

アルバムには“Heroin”、“Pale Blue Eyes”、“I’m Waiting For The Man”といった名曲の最初期の音源が収録される。アルバムのリリース発表に合わせて“I’m Waiting For The Man”の初期バージョンの音源が公開されている。

他にもアルバムには“Buttercup Song”、“Buzz Buzz Buzz”、“Stockpile”といった曲の未発表デモ音源が収録される。『ワード&ミュージック、メイ1965』はLP、カセットテープ、8トラック、デジタル、CDといったフォーマットでリリースされる。

45回転ダブルLP・エディションは世界7500枚限定で、ボブ・ディランの“Don’t Think Twice, It’s All Right”のカヴァーなど、6曲の音源を収録したボーナス7インチが付属する。28ページのブックレットには過去の写真、ライナーノーツのほか、ルー・リードが1964年に教授で詩人のデルモア・シュワルツに宛てて書いた手紙の複製も掲載される。

7インチに収録の音源はEP『ジー・ウィズ 1958-1964』として10月7日にデジタルでリリースされる。

『ワード&ミュージック、メイ1965』のトラックリストは以下の通り。

‘I’m Waiting For The Man (May 1965 Demo)’
‘Men Of Good Fortune (May 1965 Demo)’
‘Heroin (May 1965 Demo)’
‘Too Late (May 1965 Demo)’
‘Buttercup Song (May 1965 Demo)’
‘Walk Alone (May 1965 Demo)’
‘Buzz Buzz Buzz (May 1965 Demo)’
‘Pale Blue Eyes (May 1965 Demo)’
‘Stockpile (May 1965 Demo)’
‘Wrap Your Troubles In Dreams (May 1965 Demo)’
‘I’m Waiting For The Man (May 1965 Alternate Version)’

『ジー・ウィズ 1958-1964』のトラックリストは以下の通り。

‘Gee Whiz (1958 Rehearsal)’
‘Baby, Let Me Follow You Down (1963/4 Home Recording)’
‘Michael, Row The Boat Ashore (1963/4 Home Recording)’
‘Don’t Think Twice, It’s All Right (Partial) (1963/4 Home Recording)’
‘W & X, Y, Z Blues (1963/4 Home Recording)’
‘Lou’s 12-Bar Instrumental (1963/4 Home Recording)’

ニューヨーク舞台芸術図書館ではその言葉、図版、音楽、コラボレーターによって生涯を振り返る特別な展覧会が開催されることも決定している。「ルー・リード:コート・ビトウィーン・ザ・トゥイステッド・シスター」は6月9日に開幕する。

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