Michael Jackson、本人が歌っていないという噂のあった3曲がストリーミング・サービスから削除

Michael Jackson

マイケル・ジャクソンは死後の2010年にリリースされたアルバム『マイケル』より本人が歌っていないという説のある3曲がストリーミング・サービスから音源が取り下げられている。

記事執筆時点でスポティファイ、アップル・ミュージック、YouTubeでは10曲が収録されたアルバムからは7曲しか音源が残っていない。“Keep Your Head Up”、“Monster”、“Breaking News”の3曲が取り下げられている。

この3曲については本人のヴォーカル音源が使われていないという係争中の訴訟にマイケル・ジャクソンの遺産管理団体とソニー・ミュージックが応じていた。

マイケル・ジャクソンの公式サイトのスポークスパーソンは3曲がオンラインでは聴けないことを認めつつも「その真偽とは無関係だ」と述べている。

「遺産管理団体とソニー・ミュージックはこれらの曲に対する話題が続くことがファンのコミュニティやカジュアルなマイケル・ジャクソンのリスナーにとって、本来あるべきマイケルでの伝説的な奥深いカタログに関心を集中させることの邪魔になっていると考えたのです」

2014年にマイケル・ジャクソンのファンであるヴェラ・セロヴァは訴訟を起こしており、2018年に遺産管理団体とソニー・ミュージックは3曲でマイケル・ジャクソンが歌っていないことを認めたわけではないという声明を出す事態となっていた。

控訴裁判所の3人の判事は2018年8月に遺産管理団体とソニー・ミュージックを支持する判決を下して、ヴェラ・セロヴァによる集団訴訟を棄却している。判決は、問題の3曲でマイケル・ジャクソンが歌っていなかったかどうかは遺産管理団体とソニー・ミュージックは確実には分からず、アルバムのジャケットやプロモーション素材で営利的言論を行ったことに対する責任は問えず、ヴェラ・セロヴァが起こした訴訟には当てはまらないというものとなっている。

マイケル・ジャクソンの遺産管理団体の弁護士であるハワード・ワイツマンは判決について「ヴェラ・セロヴァによる集団訴訟で控訴裁判所において完全なる勝利を収めました」と述べている。

しかし、この判決は“Keep Your Head Up”、“Monster”、“Breaking News”の3曲で実際にマイケル・ジャクソンが歌っていたかを解決するには至っておらず、今も訴訟はカリフォルニア州の最高裁判所で続けられている。

この3曲はプロデューサーのエドワード・カシオとジェイムス・ポートと共に2007年にレコーディングされたと言われているが、ファンはこの曲に実際のヴォーカルが使われているかについて長い間異論を唱えてきた。

2010年にマイケル・ジャクソンの母親であるキャサリン・ジャクソンは「あのアルバムには偽物の曲がある」と語っており、姉のラトーヤ・ジャクソンも「彼のようには聴こえない」と述べていた。

マイケル・ジャクソンの甥であるタリル・ジャクソンは当時、次のようにツイートしている。「曲が作り上げられた方法はとても卑劣で狡猾だ。私は叔父の声を知っているが、近い親族が彼じゃないと言うのは何か重大な問題がある」

マイケル・ジャクソンについては伝記映画が映画『ボヘミアン・ラプソディ』を手掛けたグラハム・キングをプロデューサーに迎えて製作されていることが明らかになっている。

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