Mariah Carey、「クリスマスの女王」という言葉を商標登録しようとして反論が寄せられることに

Mariah Carey

マライア・キャリーは「クイーン・オブ・クリスマス」という言葉を商標登録しようとしたことで2人のシンガーから反発を受けている。

マライア・キャリーが1994年に発表した“All I Want for Christmas Is You”はクリスマス・シーズンの代名詞となっており、広く「クイーン・オブ・クリスマス」と呼ばれることになっている。2021年3月、マライア・キャリーは「QOC」、「プリンセス・オブ・クリスマス」、「クリスマス・プリンセス」といった言葉と共に「クイーン・オブ・クリスマス」の商標登録を申請している。申請は7月12日に公にされており、反対意見を提出する期間が始まっている。

マライア・キャリーによる「クイーン・オブ・クリスマス」の商標登録はエンタテインメントやマーチャンダイズに関連する広い分野に及んでおり、映像や音源、ダウンロード、ストリーミングのほか、衣服、香水、食べ物/飲み物、クリスマス・ツリーの飾り付け、マスクなどにまで及んでいる。

『ヴァラエティ』誌の報道によれば、ダーレン・ラヴとエリザベス・チャンが反対の声を上げており、両者は共に「クイーン・オブ・クリスマス」という言葉にまつわるキャリアを送っている。

ダーレン・ラヴは1963年にリリースされたフィル・スペクターによるプロデュースのクリスマス・アルバム『クリスマス・ギフト・フォー・ユー』に4曲で参加している。特に知られているのは“Christmas (Baby Please Come Home)”で、この曲はクリスマス・スタンダードとなり、リリース時
は商業的に成功しなかったものの、2018年に全米シングル・チャートに初めて入って、最高位16位を記録している。

1968年にダーレン・ラヴはデイヴィッド・レターマンのクリスマス特番で同曲を披露して、それから2014年まで毎年続けていた。8月15日、ダーレン・ラヴは“All I Want for Christmas Is You”がリリースされる前の29年前にデイヴィッド・レターマンが自分のことを「クイーン・オブ・クリスマス」と正式に紹介していたとソーシャル・メディアで述べている。

ダーレン・ラヴはマライア・キャリーが商標登録をしようとしているのが事実かを尋ね、もう自分は使えなくなるのかと問いかけている。

「81歳になっても私は何も変わっていない。52年間、この業界でやってきて、今も同じ音程が出る。マライアが問題だと言うなら、デイヴィッド・レターマンか私の弁護士に電話をよこして」

エリザベス・チャンはクリスマス・ミュージックだけをレコーディングすることで知られており、現時点で10年以上にわたってそうした活動を続けている。彼女は昨年『クイーン・オブ・クリスマス』というアルバムをリリースしており、ソーシャル・メディアのプロフィールにもそのタイトルは記されている。

メディアはエリザベス・チャンに対して2014年の時点で既に「クイーン・オブ・クリスマス」という言葉を使っており、2018年の『ニューヨーカー』の記事は「ザ・クイーン・オブ・クリスマス」というタイトルだった。この記事では「アメリカで最も成功を収め、おそらく唯一の通年のクリスマス・シンガーにして作曲家」と評されている。

エリザベス・チャンは8月12日に弁護士を通してマライア・キャリーの商標登録に反対する異議申し立てを行っている。「クリスマスは地球上の誰よりも早くから存在し、誰よりも遅くまで残るでしょう」とエリザベス・チャンは語っている。

「クリスマスについてはマライアが求めているような形で誰もそれを所有したり独占したりすべきではないと強く感じています。これは正しいことではありません。クリスマスはみんなのものです。共有されるべきもので、所有されるべきではありません」

エリザベス・チャンはマライア・キャリーの商標登録が「音楽ビジネスに留まらない」ことにも言及している。「想像しうる限りの形で商標登録しようとしています。衣服、酒、マスク、犬の首輪など、あらゆる範囲に及ぶのです。『クイーン・オブ・クリスマス』と書かれたセーターを編んだら、祖母のために買う人のためにハンドメイドのマーケットプレイスで売れるようにすべきです。そんな広い分野での登録はクレイジーです」

エリザベス・チャンの弁護士を無料で引き受けたルイス・W・トンプロスはマライア・キャリーの申請を「商標登録いじめ」だと評して、商標登録を取り下げるのが「すべきこと」だと述べている。「『クイーン・オブ・クリスマス』と書かれたマーチャンダイズを売りたいのなら、問題ありません。商標登録がなくても、それはできます」

エリザベス・チャンの異議申し立てでは2021年に『ゾーイ・ボール・ブレックファスト・ショウ』に出演した時にマライア・キャリーが「クイーン・オブ・クリスマス」という呼称を断ったことも指摘されている。「それは他の人よ。謹んで自分のことをそうは思っていないと言わせてもらいたい」

昨年、マライア・キャリーは“All I Want For Christmas Is You”が全米シングル・チャートで3年連続となる1位を獲得したことで新記録を達成している。

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