グレタ・ヴァン・フリートのベーシストであるサム・キスカはポピュラー・ミュージックについての自身の見解を明かし、「人々の知性を侮辱しているかのようだ」と語っている。
『コンシークエンス・オブ・サウンド』のカイル・メレディスのポッドキャストに出演したサム・キスカは最新作『ザ・バトル・アット・ガーデンズ・ゲート』に込められた思いについて説明している。
「あれは人類の話なんだ。変わった形で捉えているから、違った形で見えるだろうけどね」とサム・キスカは語っている。「一番望んでいたのは示唆に富んだものになることだった」
サム・キスカは最新作がメインストリームにある音楽とは対照的なものだと考えていると続けている。「僕らはどんなものであれラジオとかから多くのものを聴いているけど、それはポピュラー・ミュージックであり、中身がないんだ。どう考え、なぜそうなのかをまさに伝えているだろ」
「ミステリーが残ることはない。人々の知性を侮辱しているかのようだよ。頭をオフにしてクリエイティヴィティを発揮させる能力を与えてくれることはないからね」
サム・キスカはバンドが次のアルバムに「かなりのめり込んでいる」ことも明かしている。「自分たちのやってきたルーツに立ち返るというのが全体のコンセプトという感じで、ガレージでやっていた時代に意識をもどそうとしているんだ。完璧にするのに時間を費やしてしまうのではなく、今起こっていることを捉えて、生々しくエネルギッシュで興奮できるものを作ろうとしているんだ」
先日、リード・シンガーのジョシュ・キスカは先住民の衣装を着ていたことについて文化の盗用を謝罪している。
「先住民のファンのみなさんへ、みなさんの言っていることは分かります。耳を傾けて、考えをまとめるのに時間がかかっていました。先住民の文化への敬意は自分自身よりも大きなものです。無知によって疎外されたコミュニティを傷つけてしまったことは認識しています。こんなことを長く続けたいとは決して思っていません。このコミュニティにおいて憎しみ、無礼、偏見といったものは受け入れられません。大人になって、成長して学ぶことができるようになりました。成長が止まることはありませんし、今後も止まることはありません」
グレタ・ヴァン・フリートは現在アメリカ・ツアーを行っており、ツアーは12月まで続く予定となっている。