Avicii、原盤権と音楽出版権の75%をABBAのBjörn Ulvaeusの会社に売却

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アヴィーチーは原盤権と音楽出版権の75%をスウェーデンのポップハウスという企業に売却したことが遺族によって発表されている。

本名をティム・バークリングというアヴィーチーは2018年に自殺で亡くなっている。両親のクラス・バークリングとアンキ・リデンは彼の遺産の管理に加えて、彼の名前を冠したチャリティ財団も立ち上げている。

クラス・バークリングは現地時間9月28日に声明で次のように述べている。「妻と私は歳をとるにつれてティムのような世界的ビッグ・アーティストにとって不可欠なストリーミングやデジタルでの展開に先んじるための適切なエネルギーや必要なスキルがないと感じていました」

「この契約を通してティム・バークリング財団の長期的な財源を確保して、若者のメンタル・ヘルスや健康における重要な問題を支援する財団の活動を断固として行う機会を作り出すことができます」

クラス・バークリングは今回の契約で「可能な限り広い聴衆」にアヴィーチーの音楽を届け、世界的なファンベースに「報いる」ことができると述べている。

「ティムが命を断って以来、家族としてファンにふさわしい十分な時間を与えることができませんでしたし、私たちとコンタクトを取るのに対応できる能力もありませんでした」

「私たちはティムも彼の世界への貢献も置き去りにすることはできません。彼と彼の音楽は私たちの中に存在しています」

スウェーデンのポップハウスは2014年にABBAのビヨルン・ウルヴァースによって設立されて、デジタル公演「ABBAヴォヤージ」の運営も行っている。CEOのペア・スーダンはユニバーサル・ミュージック・スウェーデンでアヴィーチーと契約した人物となっている。

昨年、ナイル・ロジャースはアヴィーチーと行った未発表のコラボレーション音源をリリースしたいと語っている。

ナイル・ロジャースは2013年発表の『トゥルー』に収録の“Lay Me Down”でアヴィーチーと初めて仕事をしているが、スウェーデンのテレビ番組『スカヴラン』で家族や遺産管理団体の許可が得られれば、アヴィーチーと一緒にやったトラックを世に出したいと語っている。

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