バックストリート・ボーイズのニック・カーターは34歳で亡くなった弟のアーロン・カーターに追悼の意を捧げている。
アーロン・カーターの代理人はカリフォルニア州の自宅で亡くなったという報道を受けて、現地時間11月5日に亡くなったことを発表している。家政婦が午後11時以降に風呂場で意識のないアーロン・カーターを発見して、警察に通報したという。
アーロン・カーターの訃報を受けて、音楽業界からは追悼の声が寄せられており、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、ダイアン・ウォーレン、メリッサ・ジョーン・ハートらが追悼の意を表している。
現地時間11月6日、兄のニック・カーターは追悼の意を表して、依存症やメンタル・ヘルスの問題について語っている。
インスタグラムに2人の写真を投稿したニック・カーターは次のように述べている。「胸が張り裂けそうです。私は弟と複雑な関係にありましたが、彼への愛が消えることはありませんでした。いつか、どういう形で健全な道を歩み、彼が心から欲していた助けを見つけるのではないかという希望をずっと抱いていました」
「私たちは時に失ったものを誰かや何かのせいにしたくなることがありますが、真実は依存症や心の病気が本当の黒幕なのです。彼を知っていた誰よりも彼のことを惜しんでいます。愛しているよ。この星では見つけられなかった平穏をやっと見つけることができたんだね。弟よ、愛しています」
アーロン・カーターは弱冠9歳でバックストリート・ボーイズのオープニング・アクトを務めて、キャリアをスタートさせている。彼はその年でセルフタイトルのデビュー・アルバムをリリースして、100万枚以上のセールスを記録している。彼はまたよくニッケルオデオンの番組にゲスト出演も果たしていた。
彼はその他に4枚のアルバムをリリースしており、最新作は2018年リリースの『ラヴ』となっている。
2019年にアーロン・カーターは自身のメンタル・ヘルスの問題について語り、人格障害、統合失調症、躁うつ病、急性不安と診断されたことを明かしている。