ブラーは「驚異的なチケット需要」を受けてUKで一夜限りとしていたロンドンのウェンブリー・スタジアム公演の追加公演を発表している。
今週、ブラーは2023年7月8日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで公演を行うことを発表していたが、追加公演は7月9日に行われる。
今回の公演はブラーにとって待望の復帰作『ザ・マジック・ウィップ』をリリースした2015年以来の本格的なライヴとなる。世界的なツアーの詳細は現時点で明らかになっていないが、7月6日にフランスのノルマンディーで開催されるボーレガード・フェスティバルに出演することが決定している。
ウェンブリー・スタジアム公演にはサポート・アクトとしてスロータイ、セルフ・エスティーム、ジョックストラップが出演することが発表されているが、追加公演にも出演するかは明らかになっていない。
一方、ドラマーのデイヴ・ロウントゥリーは久々のライヴについて「死ぬまでにやりたかった」夢だったと語っている。
「技術的なリソースだったり、スタッフだったり、演奏する場所だったり、そういうことを手配するのがすごく難しいということが分かってね。どれもすごく不足しているんだよ」
「だから、瀬戸際まで来ると、それを断るというのはなかなか難しいなんだ」
「僕らはできることはほぼすべてやってきたバンドだ。象徴的な場所、象徴的な会場、そういうのはすごく興奮するんだよね」
デイヴ・ロウントゥリーは次のように続けている。「顔には出さなくても、ひそかに死ぬまでにやりたいと思っていた会場の一つだよね。僕らがこうしたスタジアムを埋められるバンドであることを心から願っている。4人と犬が1匹なんて嫌だからね」
デイヴ・ロウントゥリーは自身が「不格好なおじいちゃんみたい」になってしまったと冗談を飛ばしながら、ヒット曲をもう一度演奏するのを楽しみにしていると語っている。
一方、ベーシストであるアレックス・ジェームスはバンドとして新曲を出す可能性について語っている。
「文字通り、デーモンといる時というのは次に何が起こるかなんて分かるわけがないんだよ。最後のライヴになるかもしれないし、新しいアルバムになるかもしれない。それも楽しみのうちなんだけどね。どうなるかは本当に分かるわけがないんだ」