ロバート・プラントは亡くなったロウのメンバーであるミミ・パーカーに追悼の意を表して、ライヴでロウの“Monkey”をカヴァーしている。
ミミ・パーカーは夫のアラン・スパーホークと共に1993年にロウを結成している。ミミ・パーカーは2020年に卵巣ガンであることが判明しており、今年8月に予定されていたUK&ヨーロオパ・ツアーも治療のために中止されていた。
アラン・スパーホークは訃報をツイッターで発表している。「友人たちへ、この世界を言葉に、短いメッセージにするのは難しいことだけれど……彼女は昨晩、家族とみなさんからの愛に囲まれながら亡くなりました。彼女の名前を身近ながら神聖なるものにしておいてください。この瞬間をあなたを必要とする人と共有してください。愛が本当に最も重要なものです」
2010年発表のアルバム『バンド・オブ・ジョイ』でロウの楽曲“Monkey”と“Silver Rider”をカヴァーしているロバート・プラントはグラスゴーのキングス・シアターで行った公演で追悼の意を表して、“Monkey”のカヴァーを披露している。
ロバート・プラントは演奏前に観客に対して次のように語っている。「私たちはミネソタ州ダルースで結成された素晴らしいデュオ、ロウの音楽に惹かれてきました。悲しいことに今夜、その2人のうちの1人が残念ながら亡くなったことを知りました。だから、今夜は私たちの曲をミミとアランに捧げたいと思います」
観客が撮影した映像はこちらから。
訃報を受けて音楽界からは追悼の声が寄せられており、トゥールのメイナード・ジェームズ・キーナンは「大きな影響を受けた」と述べている。
モグワイのスチュアート・ブレイスウェイトは「完全に心を痛めている」として「すべての自分の愛をアランと彼の家族に送ります」と述べている。