MR. BIGのベーシストであるビリー・シーンは今夏に行うツアーに加わることになるドラマーについて新たなインタヴューで語っている。
1988年にロサンゼルスで結成されたMR. BIGはヴォーカリストのエリック・マーティン、ギタリストのポール・ギルバート、ベーシストのビリー・シーン、ドラマーのパット・トービーというラインナップとなっている。2002年に解散したものの、2008年には再結成を果たしたが、2018年にパット・トービーが亡くなったことで、再びバンドは解散している。
MR. BIGは今夏に2017年以来6年ぶりとなる来日公演を行うことが決定しているが、詳細については後日発表される予定で、現時点では参加するドラマーについても明らかになっていない。
今回、ビリー・シーンはサンシャイン・カントゥによるインタヴューで新しいドラマーについて次のように語っている。「もう少し待ってほしいんだ。まもなく発表するよ」
「MR. BIGとして、もう一度一緒にやりたいと思っているんだ。まだ日程は発表されていないけど、正式なお別れをしたんだ。特にドラマーのパット・トービーを失ったから、正式なお別れとして彼に追悼の意を表して、その素晴らしいドラミングやMR. BIGへの貢献、様々な形での一般への音楽的貢献を讃えたいんだよ。だから、今年は何かをやるつもりだよ。まだ発表していないんだけどね」
ビリー・シーンは次のように続けている。「ドラマーも参加することになる。こうした状況というのは何度もあったんだ。ドラマーが他にもやっていることがあるというのはね。ちゃんと準備ができるまでは彼の名前を出すことはできないんだけどね。でも、みんながすごく喜んでもらえることは保証するよ」
MR. BIGについては1989年に発表されたデビュー・アルバム『MR. BIG』が、四半世紀以上の時を超えて新たに発見された未発表音源を収録して4月21日に再発されることが決定している。
収録音源はオリジナル・マスター・テープから再リマスタリングしたもので、MQA-CD、ハイブリッドSACDに収録される。MQA-CD盤にはボーナストラックとして未発表音源“Want To Be Wanted”が収録され、SACD盤には5.1chサラウンドの音源によるオリジナル盤と同様の全11曲が収録される。