ケンドリック・ラマーは2022年に行った「ビッグ・ステッパーズ・ツアー」が史上最高の興行成績を収めたラップ・アーティストによるツアーになったことが明らかになっている。
このツアーは通算5作目となるアルバム『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』を携えて世界各地のアリーナで行われたもので、ビリー・アイリッシュやポール・マッカートニーと共にグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーも務めている。
今回、ツアリング・データは「ビッグ・ステッパーズ・ツアー」が73公演で100万枚近いチケットを売り、1億1090万ドル(約150億円)の興行成績を収めたことを明らかにしている。
これは7900万ドル(約107億円)の興行成績を収めたドレイクとミーゴスによる「オーブリー&ザ・スリー・ミーゴス」ツアーを上回る形となっている。
.@kendricklamar's "The Big Steppers" is the highest-grossing tour by a rapper as headlining act in history with $110.9 million from 929,000 tickets sold in 73 shows.
— Touring Data (@touringdata) April 26, 2023
Top Tours by Rappers:
#1 #KendrickLamar, "The Big Steppers"
#2 #Drake, "Aubrey & the Three Migos"
#3 #Drake & #Future, "Summer Sixteen"
#4 #KanyeWest & #JayZ, "Watch the Throne"
#5 #KendrickLamar, "Damn"
#6 #TravisScott, "Astroworld"— Touring Data (@touringdata) April 26, 2023
ケンドリック・ラマーは今年のサマーソニック2023でヘッドライナーを務めることが決定している。
先日、ケンドリック・ラマーの『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』はレディオヘッドの『OKコンピューター』を抜いて、レヴュー・サイト「レイト・ユア・ミュージック」で首位の座を獲得している。
2015年に発表された『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』はケンドリック・ラマーの代表作として知られ、今回レディオヘッドが1997年に発表した名作を超える評価を獲得している。
『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は「レイト・ユア・ミュージック」のコミュニティで4.34の点数を獲得している。「レイト・ユア・ミュージック」のFAQによれば、同サイトはレヴューの数、それぞれのユーザーの活動レベルなどの要因を考慮して、アルバムの点数を複雑なアルゴリズムで計算しているという。