アイドルズは来たるニュー・アルバムより新曲“Grace”が公開されている。
“Grace”は2024年2月16日にリリースされる通算5作目のアルバム『TANGK』から公開された最新の楽曲となっている。
“Grace”はアイドルズのディスコグラフィーを顧みると比較的スローな楽曲で、時間をかけて緊張感を増幅させながら生命を肯定するようなクレッシェンドで爆発する曲と評されている。
“Grace”のリリック・ビデオはこちらから。
「神もいない、王もいない、愛こそが大事だと言ったんだ」とジョー・タルボットは“Grace”について語っており、ニヒリズムに打ち勝つ愛というアイドルズの新しいマニフェストを提示している。
“Grace”はアルバムの他の曲と同様にナイジェル・ゴッドリッチとケニー・ビーツ、そしてメンバーのマーク・ボーウェンがプロデュースを手掛けている。
「この曲は、どこからともなく、あらゆるものから生まれたんだ。それは、呼吸であり、かけられるべき呼びかけだ」とジョー・タルボットは説明している。「ナイジェル・ゴッドリッチとのセッションで生まれた唯一の歌と言葉で、本当に必要としたものだった。すべては愛なんだ」
ナイジェル・ゴッドリッチとケニー・ビーツをもたらしたものについてジョー・タルボットは次のように語っている。「彼らは華麗さをもたらし、自分たちも華麗になるようにしてくれた。自分の拙い経験と恐縮な見解を下にすれば、いいプロデューサーとはアーティストを輝かせ、自らの言葉を花開かせてくれる人だよね。ツールやスキルを与えて、アーティストの人生を次章へと広げ、歩ませてくれるんだよ」
「大きくなることも、良くなることもできない」とジョー・タルボットは続けている。「その時点の自分でしかないんだ。自分自身に疑問を持ったり、テクニックやプロセスに気を取られたり、聴衆からの批判を恐れたりするならば、今の自分がどこにいるのかを確認する手助けをしてくれるケニー・ビーツやナイジェル・ゴッドリッチのような人が必要なんだ」