デクラン・マッケンナはABBAの“Slipping Through My Fingers”をカヴァーしたパフォーマンス映像が公開されている。
これはBBCラジオ1の番組『ピアノ・セッションズ』のために収録されたもので、2月9日にリリースされるサード・アルバム『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ビーチ?』より“Mulholland’s Dinner and Wine”も披露している。
パフォーマンス映像はこちらから。
ジャンルカ・ブチェラッティがプロデュースした『ホワット・ハプンド・トゥ・ザ・ビーチ?』は「空間と雰囲気の両方を楽しめるアルバム」になっているとプレス・リリースでは評されている。
「シリアスになり過ぎると、曲が重くなり過ぎて、自分の得ようとしたもの、つまりは曲のアイディアが停滞してしまうんだ。曲は自分の聴いている音楽みたいなサウンドになっているよ」とデクラン・マッケンナは語っており、セイント・ヴィンセントとアンノウン・モータル・オーケストラを影響源として挙げている。
「すべての曲が歌詞として意見表明になっていたら、インパクトを失ってしまう。自分のそういう面を手放したいわけではないけど、ずっとそうしたスタイルでやっていきたいわけではない。心を開いて、荷を下ろすことができた。音楽を作るプレッシャーに対処して、人として成熟する手助けとなったよ」
「ここ数年、音楽を作ることを重荷に感じていたけど、心を開いて、あまり物事を気にしないようになりたかった。昔は自分にプレッシャーをかけていたけど、テンションを落として、楽しむ必要があったんだよ。音楽で自分の気持ちをこれからも語っていくけれど、前は会話のきっかけになれればと思っていたけど、今はもっとオープンになっていると思うんだよ」