パラモアは2024年のグラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞を受賞したことについてメッセージを公開している。
パラモアはグラミー賞授賞式には出席しなかったが、ソーシャル・メディアに2つの投稿をポストしており、テレビ中継を観ながら「受賞」「落選」という2つのケーキを用意していたことを明かしている。
パラモアはフー・ファイターズの『バット・ヒア・ウィ・アー』、グレタ・ヴァン・フリートの『スターキャッチャー』、メタリカの『72シーズンズ』、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの『イン・タイムズ・ニュー・ローマン…』をしのいで、最優秀ロック・アルバム賞を受賞している。
最優秀ロック・アルバム賞は90年代にアラニス・モリセットとシェリル・クロウが女性ソロ・アーティストとして受賞しているが、女性がフロントを務めるバンドが受賞するのは今回が初めてとなっている。
2つ目の投稿でパラモアは次のメッセージを掲載している。「まず最初に、20年のキャリアにおいて『ディス・イズ・ホワイ』をこうした瞬間にしてくれたファン、私たちのチーム、投票アカデミーに無限の感謝を捧げます。ザック・ファロの家のリヴィング・ルームで普段の格好をしながら、昨晩二つのグラミー賞を受賞しました」
「私たちが最優秀ロック・アルバム賞を受賞したことは、この部門で女性がフロントを務めるバンドが受賞したのは初めてだったということで、歴史的なことだと知りました。バカげた話ですが、本当です。パラモアがロックやオルタナティヴといった分野をより包括的なものにしていくことを常々思い出してもらう、ちょっとした存在となれるなら光栄です」
先日、パラモアはソーシャル・メディアへの投稿がすべて消されて、公式サイトも404エラーのメッセージが表示されるようになっていた。パラモアは今後について「不確定な状況」にあると述べており、レーベルとの契約を終えて、実質的にフリーな状況にあることにも言及していた。
パラモアはアトランティックとの契約を終えたことについて次のように述べている。「『ディス・イズ・ホワイ』はアトランティックとの契約における最後のアルバムです。素晴らしいもので終えられたことを誇りに思います。音楽と共にパラモアの理念を支えてくれたすべての人に感謝します」
また、パラモアはトーキング・ヘッズの名曲“Burning Down the House”をカヴァーした音源が公開されている。
このカヴァーはコンサート映画『ストップ・メイキング・センス』の40周年を記念したトリビュート・アルバムに収録される。アルバムにはロードとザ・ナショナルらが参加する。