ルイス・コールはメトロポール・オーケストラとの共演作『ナッシング』より新曲“These Dreams are Killing Me”が映像と共に公開されている。
8月9日にリリースされる本作に収録されるテイクには、2021年のスタジオセッション、2022年のノースシージャズフェスティバル、2023年のドイツとアムステルダムでのライヴ録音などが使われており、全17曲のうち15曲が完全なる新曲となっている。
“These Dreams are Killing Me”の映像はこちらから。
メトロポール・オーケストラはジャズのビッグバンドとクラシックの交響楽団が融合したオランダのオーケストラで、1945年の創設以来、エラ・フィッツジェラルド、ディジー・ガレスピー、パット・メセニー、ハービー・ハンコック、エルヴィス・コステロ、イヴァン・リンスなどと共演を果たしている。近年は首席指揮者ジュールズ・バックリーの指揮で、スナーキー・パピー、ジェイコブ・コリアーとの共演作がグラミー賞を受賞している。
外部のアレンジャーと仕事をするという選択肢は決してなかったとルイス・コールは語っている。「結果に満足するためにはそれしかなかった。これは僕の純粋なヴィジョンなんだ。それは他の誰のものとも混ざることがない」
「ミキシングが終わったときは悲しかったよ」とルイス・コールはアルバムの制作について振り返っている。「自分のソロ曲をミキシングしていると、曲に魔法の粉が必要だと感じることがある。 でも、オーケストラ全体と自分のリズムセクションをミキシングしていると、人間的なエネルギーが溢れてくる! 魔法を加える必要はない。魔法はずっとそこにあるんだ」
ルイス・コールの最新作『ナッシング』の国内盤CDには解説書と歌詞対訳が封入され、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットの発売も決定している。ルイス・コールは10月に再びジュールズ・バックリーの指揮でメトロポール・オーケストラとのヨーロッパ公演が行われることも発表されている。