リアム・ギャラガーはオアシスが2025年のグラストンベリー・フェスティバルに出演しない理由について言及している。
オアシスは今年8月に再結成することを発表しており、一連のUK&アイルランド公演を行うことが決定している。バンドはこれが2025年においては唯一のヨーロッパ公演となり、来年はフェスティバルに出演しないことも明らかにしている。
オアシスは再結成を発表したことを受けて、グラストンベリー・フェスティバルへの出演に期待が寄せられたが、オアシスはソーシャル・メディアで発表した声明で次のように述べている。「メディアによる憶測にもかかわらず、オアシスは2025年のグラストンベリー・フェスティバルやその他のフェスティバルには来年出演することはありません。バンドによるパフォーマンスを観る唯一の方法は『オアシス・ライヴ25』のワールド・ツアーになります」
今回、リアム・ギャラガーは「グラストンベリー・フェスティバルでやることを再検討してください」というファンのツイートに対して次のように応じている。「しないよ。腰抜けばかりだからな」
今年7月、兄のノエル・ギャラガーは最近のグラストンベリー・フェスティバルについて自分の好みから言うと「意識高い系になっている」と語っている。
「誤解しないでほしいんだけど、グラストンベリー・フェスティバルは大好きなんだ」とノエル・ギャラガーはフェスティバルが終わった直後に『ザ・サン』紙に語っている。
「でも、あそこも意識高い系になっているというか、説教臭くて、美徳のひけらかしみたいになっているよな」とノエル・ギャラガーは続けている。「音楽でそういうのは好きじゃないんだ。バカな奴が国旗を振り回したり、政治的表明をしたり、バンドが『戦争はひどいよな? 戦争にブーイングだ。保守党なんてクソだ』なんて言ったりする」
今年のグラストンベリー・フェスティバルでデイヴ・グロールと共にLCDサウンドシステムを観ているところを目撃されているノエル・ギャラガーは次のように述べている。「そんなの、いいか、『お前らの曲をやって、ステージを降りろ』って感じだよ」
ワイト島フェスティバルの主催者であるジョン・ギディングスはオアシスのグラストンベリー・フェスティバル出演について発言しており、出演料が足りなかったためにオファーを断ったようだと述べている。
オアシスについてはUK&アイルランドで行われる再結成公演のサポート・アクトが報じられることともなっている。
『インディペンデント』紙は独占情報としてUK&アイルランド公演のサポート・アクトをリチャード・アシュクロフトとキャストが務めると報じている。キャストは今年行われたリアム・ギャラガーによる『ディフィニトリー・メイビー』30周年ツアーのサポート・アクトを務めていた。
オアシスに近い情報筋はこの二組のアーティストが2025年のUK&アイルランド公演のサポート・アクトを務めると語っており、キャストが最初に出演して、それにリチャード・アシュクロフトが続き、最後にオアシスが出演するという。
また、リアム・ギャラガーは「メディアが煩わしい質問をして粗探しをしてくるのを恐れている」ためノエル・ギャラガーと一緒にインタヴューを受けるつもりはないとも語っている。