ザ・フーのピート・タウンゼントは元オアシスのノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーのそれぞれのソロ作品に対する見解を語っている。
リアム・ギャラガーは先月行われたザ・フーの北米ツアーの一部の公演にサポート・アクトとして出演していた。
ピート・タウンゼントはイギリスのラジオ局「ラジオX」に出演して、北米ツアーに帯同したリアム・ギャラガーについて「よかったよ。とてもよかったね」と語っている。「行儀もよかったしね。彼には(デビー・グィザーという)新しいパートナーがいて、彼女は間もなく妻になると思うんだけど、彼女もとても素晴らしい女性だよ」
「一度、2人の息子を連れてきたことがあってね。彼らはリアムのことも敬愛しているけど、ザ・フーのファンでもあるみたいでね。嬉しかったよ。それで、彼には短いセットをやってもらったわけでさ。30分かそれくらいだったと思うんだけど、彼はそれを披露して、ファンも彼をすごく気に入ってくれたんだ。いい組み合わせだったと思うよ」
リアム・ギャラガーの最新作『ホワイ ・ミー? ホワイ・ノット』に言及しながらピート・タウンゼントは次のように続けている。「彼が今やっている音楽はとても興味深いよ。ステージでは見られないような繊細さだったり、魔法を見ることができるわけでね。最後のアルバムが本当によかったから、次のアルバムも楽しみだよ」
ピート・タウンゼントは続けて、ノエル・ギャラガーの最近の楽曲にも言及している。「ノエルの新作も好きだよ。ある意味では2人はまったく異なることをやっているわけで、とても興味深いと思っているんだ」と彼は語っている。「ほら、ノエルはサウンドスケープが広がっていくような音楽を作っているわけでさ。豊穣で、サイケデリックなものをね」
「一方で、リアムは楽曲を書こうとしている。今も楽曲を通じて勉強しているんだよ。彼は技術を向上させようとしているんだ。彼はそこに身を投じることになったんだよ。昔はそんなの望んでいなかったのにね」と彼は語り、次のように続けている。「このことが示しているのは、練習さえすればどんな人でも曲を書くことができるということだよ」
リアム・ギャラガーは先月、ザ・フーとの北米ツアーに先駆けてツイッターで彼らのお気に入りの楽曲を明かしている。
リアム・ギャラガーはユーザーの1人からのザ・フーの「お気に入りの楽曲は何か」という質問に応じる形で、1965年発表の“My Generation”と1966年発表の“Disguises”、1967年発表の“Armenia City In The Sky”がお気に入りの楽曲であることを明かしている。
先日、リアム・ギャラガーはオアシスを再結成したい意向を改めて示し、再結成にあたってノエル・ギャラガーと兄弟に戻ることが最も重要だと語っている。