ザ・ローリング・ストーンズは1999年6月8日にロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアで行なわれたクラブ・ショウを収録したライヴ作品『ウェルカム・トゥ・シェパーズ・ブッシュ』が12月6日にリリースされることが決定している。
『ウェルカム・トゥ・シェパーズ・ブッシュ』はブルーレイ+2CDセット、世界で15,000組限定の2CDセット、ブラック・ヴィニールの2LPパッケージなど、様々な形式でリリースされる。特筆すべきはザ・ローリング・ストーンズの映像作品としては初のドルビーアトモス対応の4KウルトラHD形式が採用されている(輸入盤のみ)。
シェパーズ・ブッシュ・エンパイアで行われたシークレット・ギグは7万人収容のウェンブリー・スタジアムで行われたソールド・アウト公演のほんの数日前に行われている。会場にはアニタ・パレンバーグからエアロスミス、ジェリー・ホールからジョン・ボン・ジョヴィ、さらにロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ボブ・ゲルドフ、ピート・タウンゼント、レニー・クラヴィッツらが足を運んでいる。
『ヴードゥー・ラウンジ』からの“Moon Is Up”はライヴで演奏されたのはこの時のみとなっており、『ブラック・アンド・ブルー』からの“Melody”は、このとき以外には20年以上前、1977年にトロントの有名なエル・モカンボで行なわれたライヴで演奏されたきりだった。『ヴードゥー・ラウンジ』からの“Brand New Car”は、ライヴでは過去にわずか7回しかセットに組み込まれていない。また、前座を務めたシェリル・クロウは“Honky Tonk Women”でゲスト参加している。