The Rolling StonesやGreen Dayら、政治における音楽使用について公開書簡に署名

The Rolling StonesやGreen Day

ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、グリーン・デイ、ロード、ブロンディ、R.E.M.らは政治集会での許可なき音楽使用を禁じる公開書簡に署名している。

ドナルド・トランプ大統領が集会でザ・ローリング・ストーンズの楽曲を使用したことについて以前も非難していたミック・ジャガーだが、大統領選挙を前にアーティスト・ライツ・アライアンス(ARA)の長大なリストに名前を連ねている。

アーティスト・ライツ・アライアンスによる公開書簡はアメリカの主要政党委員会に「政治活動や選挙運動の公の場で音楽を使う前にレコーディング・アーティストやソングライター、著作権所有者の同意を求める必要のある明らかな方針を確立する」よう求めている。

他にもキース・リチャーズ、パール・ジャム、コートニー・ラヴ、エルヴィス・コステロ、パニック!アット・ザ・ディスコといった有名アーティストがこの公開書簡に署名している。

公開書簡は民主党と共和党の全国委員会、下院委員会、上院委員会に宛てられたもので、アーティスト・ライツ・アライアンスは誰が音楽を使えるかの最終的な決定権は音楽制作者にあり、政治活動は集会で音楽を使う場合は許可を求めなければならないとしている。

公開書簡では次のように述べられている。「多くのアーティストや遺産管理団体が自身の意志に反した政治に巻き込まれ、音楽の使用を止めるために大胆な行動を取らなければならないというのを観てきました。多くは政治集会で楽曲が流されるというものです。それによってファンは混乱したり失望したりして、アーティストの長期的な収入を減らすこともあり得るのです。概ねそれは正しくはないものです」

「そうしたアーティストの多くは私たちの相逢している音楽を作るのに人生を費やしてきました。最低でもそれは彼らの判断にすべきです。この党派性の強い時代ではなおさらです。多くの音楽制作者がこの問題を懸念しており、行動を起こし、ちゃんと声を聞いてもらうべき時なのです」

先日、ニール・ヤングはドナルド・トランプ大統領が集会で自身の楽曲を使用していることについて訴訟を起こそうと考えを改めたと述べている。

ドナルド・トランプ大統領への批判を行ってきたニール・ヤングだが、“Rockin’ In The Free World”が今年の集会でも複数回使われている。

リンキン・パークも“In The End”が集会で使用されたことを受けて使用禁止命令を出しており、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズやパニック!アット・ザ・ディスコ、ザ・ローリング・ストーンズもドナルド・トランプ大統領に楽曲を使用しないように求めていた。

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