スティングは出演したリヴァプールのフェスティバルで自身の前に出演していたザ・クリスチャンズのドラマーが心停止で倒れたことを受けて、回復を祈るメッセージを観客に伝えている。
スティングは現地時間6月22日にリヴァプールのピアヘッドで開催されたオン・ザ・ウォーターフロント・フェスティバルに出演している。スティングがリヴァプールでライヴを行うのは1979年以来となっている。
しかし、同じフェスティバルに出演したザ・クリスチャンズはわずか2曲でドラマーのリオネル・デュークが倒れ、フロントマンのギャリー・クリスチャンが救急搬送を求めて、デュークの周りにはプライバシー用のスクリーンが設置されることとなっていた。
その後、ザ・クリスチャンズのスポークスパーソンは観客にリオネル・デュークが心停止に見舞われたと見られると伝えている。「彼がよくなることを本当に願っています。脈がなかったんですが、今は回復しています。本当にありがとうございます」
ザ・クリスチャンズはフェイスブックでファンから寄せられた「多くの」応援メッセージに感謝の思いを述べている。「ブロード・グリーンにある病院からの連絡を待っているところなんですが、可哀想なリオネル・デュークを助けるためにすぐに駆けつけてくれたオン・ザ・ウォーターフロントの驚異的な医療チームに感謝しています。ポジティヴなエネルギーを送っていただければと思います」
https://www.facebook.com/thechristianslive/posts/1317722263053653
ザ・クリスチャンズはスティングがヘッドライナーとしてステージを続けることを全面的に支持しており、スティングもステージでリオネル・デュークの容態について触れている。
「前のバンドのドラマーは大丈夫だよ」とスティングは語っている。「彼は病院にいて、彼が良くなることを全員で願っている。私たちの思いは彼と共にある」
スティングはトリオ編成の「STING 3.0」ツアーで9月に来日公演を行うことが決定している。
バンドメンバーは、長年スティングをサポートしているギタリストのドミニク・ミラーに加え、マムフォード・アンド・サンズなどで活躍するドラマー、クリス・マースが予定されている。
先日、スティングは亡くなったザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンに追悼の意を表している。ドイツのロストックで公演を行ったスティングはライヴの終盤で次のように語っている。「今日は私のヒーローの一人が亡くなった。ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンだ。彼は天国に召された。大好きな曲を歌おうと思う」
スティングはそう語って“God Only Knows”を披露している。
パフォーマンスの映像はこちらから。