元ジョイ・ディヴィジョン/ニュー・オーダーのベーシストであるピーター・フックは、ジョイ・ディヴィジョンにまつわる品々をオークションに出品すると明かしている。
米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューに応えたピーター・フックは来年3月に「ピーター・フック・シグネチャー・コレクション」と題したオークションを開催すると語っている。
オークションに出品されるものとしては、サイン入りの初期のEP『アン・アイディール・フォー・リヴィング』や、ピーター・フックとバーナード・サムナーがバンドを結成することになったフリー・トレード・ホールで行われたセックス・ピストルズの公演チケット、“Love Will Tear Us Apart”のミュージック・ビデオでイアン・カーティスが弾いているヴォックス社のファントムのレプリカ、エレクトロ・ハーモニックス社のコーラス・エフェクターなどがあるという。出品物の一覧は来年の1月21日に公開される。
「僕らは全員成功したかったから、大きな困難にもかかわらず懸命にやっていたんだ。これらの品々はそうした僕らの道のりや苦労を呼び起こしてくれるものなんだよ」とピーター・フックはジョイ・ディヴィジョンを振り返っている。「バンドに待っていたのはハッピー・エンディングではなかった。それはもっと悲痛なものだったんだ」
先日、ピーター・フックはニュー・オーダーの新たなドキュメンタリー作品について語り、その関係性が改善される機会は失われてしまったと語っている。
ピーター・フックは『NME』に次のように語っている。「2011年に再結成したときに俺をどんなふうに扱ったか、パブリックな形で記録が残っているわけでね。満足には程遠いものだったんだ。もう友人じゃないし、あんなことがあって、もう戻れるかどうか定かじゃないけどさ。でも、元カノとまた連絡を取ろうっていう気にはならないだろ?」