ザ・リバティーンズのピート・ドハーティとカール・バラーは今年の9月にロンドンで2日間のアコースティック・ライヴを行うことを発表している。
ピート・ドハーティとカール・バラーによる公演はロンドンで行われるフェスティバルの一環として行われるもので、現地時間9月5日と6日にハックニー・エンパイアで開催される。
「ピーターと僕がこのような試みを行うのはとても久しぶりで2人とも本当に楽しみにしている。いくつかのサプライズもあるはずだよ」とカール・バラーは述べている。「僕たちのお気に入りの会場であるハックニー・エンパイアで行う、古き良き公演になるはずさ」
Peter and I are convening for two very rare acoustic shows at London’s Hackney Empire on Thursday 5th September and Friday 6th September, as part of Somewhere Festival. Tickets are available at 10:00am this Friday. pic.twitter.com/FlUAGRDMhv
— Carl Barat (@carlbaratmusic) June 5, 2019
It’s been a long old while since Peter and I have done anything like this, we are both really excited by the prospect, and I’m sure there will be a few surprises. It will be a right old night, at what is one of our favourite venues.
— Carl Barat (@carlbaratmusic) June 5, 2019
ピート・ドハーティとカール・バラーの共演によるアコースティックでの公演は5年ぶりとなっている。一方、ザ・リバティーンズは今年4月、2019年の最初の公演として現地時間8月3日にコヴェントリーで開催される「クーム・ウィークエンダー」の1日目にヘッドライナーとして出演することが明らかになっている。
ピート・ドハーティは先日、ザ・リバティーンズが新作に向けて新たな方向性を探っていることを明かして、ザ・クラッシュの『サンディニスタ!』のような幅広いアルバムになることを示唆している。
「ある時、カールがスタジオにビースティ・ボーイズのビートを持って来てね」とピート・ドハーティは『NME』に語っている。「『フリースタイルをしよう』と言ってきたんだ。俺としては『絶対にしない』っていう感じだったんだけどさ。とにかく、ウォッカの瓶を半分くらい飲み干したところで、滅茶苦茶に怒鳴りながら罵り合ったんだ。俺たちなりのフリースタイル・ラップという感じでね、かなり素晴らしいものになったんだ。贋作なんかじゃなく、かなりいいものが出来上がったんだよ」
ピート・ドハーティは次のように続けている。「こうしたマッドなアイディアをもとに、カールは『サンディニスタ!』のようなことをやりたいと思っているんだ。フリースタイルもやるし、フォークな曲もやるし、伝統的なドハーティ/バラーによる楽曲もやるっていうさ。ゲイリー(・パウエル)やジョン(・ハッサール)の曲は今回は収録されないんじゃないかな。それも力強いものだからね」
「強い楽曲によるザ・リバティーンズらしいアルバムが1枚あって、その場合、俺やカールは気合いを入れて自分たちのパートをやらなければいけないわけでさ。一方で、もう1枚のアルバムは4人がそれぞれのやり方でアルバムで、25曲のアルバムを作ろうとしているんだ」
ピート・ドハーティは4月にピーター・ドハーティ&ザ・プータ・マドレスとしてセルフ・タイトルを冠したデビュー・アルバムをリリースしている。『NME』は同作について4つ星をつけたレヴューの中で次のように評している。「もしあなたがピートを好きではないとしたら、今後もそれが変わらないことは自覚していることだろう。もしあなたがピートを好きなのであれば、ここでは少しばかり賢くなったピートが、見事な楽曲や割れた鏡のような詩を書く能力があることを証明している。混沌からは距離を置いたこのアルバムは、騒音が抑えられ、少しばかりの愛が加えられたピートの中核に迫るような作品だ」
また、ピート・ドハーティは先日、1997年にHMVの店頭でオアシスの『ビィ・ヒア・ナウ』を買うための行列に並んでいるところを撮影された映像について説明している。