ザ・リバティーンズのフロントマンであるピート・ドハーティはフランスのパリで先日2度逮捕された件で、「薬物やアルコールの影響下にある状態で暴行」を加えた罪で8500ポンド(約118万円)の罰金の支払いと3ヶ月の執行猶予を言い渡されている。
ピート・ドハーティの弁護士を務めるアラシュ・デランバーシュは現在40歳の彼について、現地時間11月8日の未明にパリのピガール地区で逮捕された一件で暫定的に4280ポンド(約59万円)の罰金を命じられていたことを認めている。
アラシュ・デランバーシュはピート・ドハーティについて、1度目の逮捕から釈放された後で祝福のために外へ出かけ、アルコールや抗不安薬、睡眠薬を摂取したと述べている。
ピート・ドハーティはその後で2人の人物と通りで口論になったと見られており、彼は現地時間11月10日の早朝に再び逮捕されることとなっている。
アラシュ・デランバーシュは2度目の逮捕に関して、ピート・ドハーティは2年間の保護観察処分と罰金の支払いを言い渡されたと述べている。
「これは寛大な判決だと言えます。ドハーティ氏は歌い続けることができるのです。これは私たちが求めていたことでした」とアラシュ・デランバーシュはロイター通信に語っている。
パリのピガール地区は薬物の取引が多い地区として知られており、警察関係者は先週、ピート・ドハーティについて1度目の逮捕の時にコカインを2グラム所持していたと語っている。
これまでも薬物をめぐって多くの法的問題を抱えてきたピート・ドハーティは先月、スピード違反で捕まって半年間の免許停止の処分も受けている。
ピート・ドハーティはザ・リバティーンズとして今月よりヨーロッパ・ツアーを行うことが決定している。ザ・リバティーンズは現地時間11月17日にルクセンブルクのデン・アトリエで行う公演を皮切りに、ヨーロッパで一連の公演を行う予定となっている。
ピート・ドハーティは今年5月にピーター・ドハーティ&ザ・プータ・マドレスとしてセルフ・タイトルを冠したデビュー・アルバムをリリースしている。