レディオヘッドのフロントマンであるトム・ヨークは新たなソロ・アルバムを予告するサイトが開設されてるのではないかと噂されている。
「ピッチフォーク」によれば、ロンドンの電車やミランの電話ボックス、『ダラス・オブザーヴァー』紙に「アニマ・テクノロジーズ」と呼ばれる企業の謎の広告が掲出されており、その内容は「ドリーム・カメラ」と題した夢を記憶できる機械を宣伝するものだという。
広告には「916-619-6192」という電話番号も記されており、そこに電話すると「アニマ・テクノロジーズは当局によって広告の取引を停止するよう命じられました」という音声メッセージが読み上げられ、トム・ヨークの未発表曲である“Not the News”が流れることが明らかになっている。
アニマ・テクノロジーズはウェブサイトも立ち上げられており、電話と同様に「アニマ・テクノロジーズは当局によって広告の取引を停止するよう命じられました」と記されている。
昨年、トム・ヨークは政治的な内容を持ったソロ・アルバムを制作していることを明かしていた。
「これまでは政治的な音楽なんて作りたくなかったんだけどね。今やっているのはとにかくそういうものなんだ」と彼は説明している。「ナイジェル(・ゴッドリッチ)と仕上げようとしているところでね。そういう感じなんだ。常にあったものではあるんだけどね」
「すごくエレクトロニックなんだけど、これまでにやってきたものとはまったく違うんだ。今回のやり方はコンピューターに依拠しているものが真逆なんだ。おかしなやり方でスタジオで曲を作って、それを壊して、ライヴによるミックスでそれを再構築して、違うものができあがるというね。それが今レコーディングしているものだね」
「僕らは多くのサウンドやらエフェクトやらで即興で演奏するんだ。アルバムを作るにはすごく妙なやり方だけど、すごく楽しいんだ」