サム・スミスは最新シングル“How Do You Sleep?”のミュージック・ビデオを撮影するにあたって「ものすごく」不安な気持ちを克服する必要があったことを明かしている。
サム・スミスは“How Do You Sleep?”のミュージック・ビデオの舞台裏を収めた動画が公開されており、同曲の振り付けを踊るに当たって「神経をすり減らした」ことを明かしている。「2日前からこの振り付けに取り掛かり始めたんだけど、ものすごく不安な気持ちを抱えていたよ。どうにか気持ちをコントロールして、今日は比較的リラックスできているにせよ、怖い気持ちは間違いなくあるね」とサム・スミスは語っている。
サム・スミスはダンスこそ好きであるものの、公衆の面前で踊ることには不安を感じていたとして次のように続けている。「ファースト・アルバムをリリースした当時はまだかなり若くて、20歳か21歳だったわけでさ。ステージの上はなかなか落ち着かなかったね」と彼は語っている。「ダンスだったり、そういう動きをするのは僕にとって荷が重過ぎると思っていたし、絶対にやりたくないと思っていたよ」
サム・スミスは続けて、次第に自身のセクシャリティやジェンダーに向き合えるようになったことを明かして、ありのままの自身を受け入れられるようになっていったと語っている。「前に進む自由を得られたような気がして、これまでよりも気楽にできているような気がするよ……時には自分の抱えている問題や不安に飛び込むことで、それが助けになることもあるんだよ」とサム・スミスは語っている。
「これが僕にとっての成長の始まりで、これからどんどん自分に自信が持てるようになっていくことを願っているわけでさ。このミュージック・ビデオや(撮影していた)これらの期間について思うのは、自由を感じていたということでね。自由を感じることだったり、恐れを感じないというのは、すごく特別なことなんだ」
“How Do You Sleep?”はサム・スミスが今年リリースした2曲目のシングルとなっている。サム・スミスは今年1月、フィフス・ハーモニーのノーマニとのコラボレーションとなる“Dancing with a Stranger”をリリースしている。これらの2曲は2017年にリリースされた『スリル・オブ・イット・オール』に続く来たるニュー・アルバムに収録されることが期待されている。