BOZ SCAGGS、大盛況の東京公演ライヴ・レポート

ギターをセミアコに戻し、サザン・テイストの「ジョージア」、続けて「なんて言えばいいんだろう」、そして赤いストラトキャスターにギターを替え、80年代サウンドトラックの名バラード「燃えつきて」と続く。

ギターをセミアコに再度持ち替えると、イントロで会場は手拍子に包まれる。「ロウダウン」、そして「リド・シャッフル」で静かながらも会場は最高温度に達した。

一旦ステージからはけたメンバーも再び全員戻り「ブレークダウン・デッド・アヘッド」、そして1969年のデビュー・アルバムに収録されていたブルースのカヴァー「ローン・ミー・ア・ダイム」を披露すると、長年のファンは歓喜に包まれた。また、ここでバンドは再びステージを一旦後にした。

再びステージに上がったボズが本公演で1曲のみギターを持たずに歌に集中したのは、代表曲「ウィアー・オール・アローン」だった。

少し寂しい雰囲気に会場が包まれたところでボズは再びセミアコを手にし、「最後はみんなに笑顔になってほしいからチャック・ベリーを演奏するよ。」と言って「ユー・ネヴァー・キャン・テル」を披露し、ライブ本編を温かく終えた。

ファンからのアンコールの声に応えて再び登場すると、この日は2曲を披露。

会場を埋め尽くしたファンは新曲もそして往年の80年代ヒットの数々も聴くことができ、大満足の内容となったことだろう。

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