J LIVE TOUR 2019 -THE BEGINNING- 8/11東京 マイナビBLITZ赤坂

Jが4年振り、通算11枚目となるオリジナル フル・アルバム『Limitless』を携えて行われた「J LIVE TOUR 2019 -THE BEGINNING-」のツアー・ファイナルが、東京 マイナビBLITZ赤坂にて行われた。

LUNA SEA結成30周年、ソロデビュー20周年を超えた節目に、Fenderとのワールドワイドなエンドースメント契約を締結するなど、数々の節目を迎えた中で生み出された『Limitless』は、普遍的なロック・サウンドでありながら今だからこそ鳴らせるサウンドが詰まった、まさに無限のロック・ミュージックを提示した快盤だ。

岡山から始まった本ツアーで、その提示された”無限”がどんな広がりをみせるのか?場内が暗転し、SEがフルヴォリュームに達した中でメンバーが登場し、ツアー・ファイナルの幕開けに選ばれたのは「Now And Forever」。
重厚なリフに合わせてOi コールと熱狂の渦で会場がうねりを見せる。

撮影:Yoshifumi Shimizu

1曲目から夏の猛暑を一瞬で裂くような切れ味の鋭いソリッドな音は、Jとmasasucks、溝口和紀、有松益男のメンバーが「J LIVE TOUR 2019 -THE BEGINNING-」で昇華させたサウンドであることがすぐにわかるほど、会場の熱狂を圧倒させていた。
J自身からも「全国各地がすごいライヴばかりで、その熱を運んできた」と語るように、ハイテンポ・ナンバー「Go Charge」ではモッシュの往来と絶叫が入り混じって、圧巻の空間を作り上げていた。

『Limitless』からの中盤は、Jが「爆音で!」と前置きした通り、フロアを更に熱くさせ、その楽曲1つ1つがとてつもない求心力を誇示させていた。
アルバム発売から1ヶ月も満たない中で、ここまでオーディエンスに浸透し、メンバー自身もこのツアーで得てきたであろう、新曲たちへの自信とが重なり合って、凄まじいエネルギーを生み出していたのだ。
masasucksが作曲した「Fever」は、そんな熱いフロアを突き抜けるような解放をも魅せ、このツアーに必要なピースであったと言わんばかりの、新たなアンセム曲を担う「Can’t Get Enough」では、いくつもの拳が挙がった。

1

2 3 4